投資情報

今後注目の銘柄群は?(モーサテ出演します)

こんにちは。

アップルが日本でiPadを一部値上げしたそうですね。

いきなり余談ですが、私は最近、アップル本社(ビジターセンター)で買ってきたペンを愛用しています。

アップルペンということで、ピコ太郎によるPPAP(ペンパイナッポーアッポーペン)が頭をよぎります。

(言われても気づかないほど、ひっそりとペンの裏にマークが入っています)

それはさておき、金融引き締めを背景としたドル円の上昇が止まりません。アップルの値上げも円安の影響。政府・日銀による円買い介入の準備がなされていることと思われます。

米国企業については、7 – 9月期の企業決算が本格化していくなか、強含む米ドルの影響を受けて、発表された業績が事前の市場予想値に届かない企業も出てくるでしょう。

インフレの影響(値上げ)や販管費の上昇(コスト増)を受けて、
『売上は事前の想定を上回ったが、利益は想定を下回った』という発表が出やすい環境下にあります。

利上げは来年の3月か4月まで続き、その後は据え置かれ、年内に利下げにもっていけるかどうか、それはインフレ関連指標の動向次第という状況ですが、

為替レートは二国間の金利の状況や金融政策の動向、方向性(ベクトル)を受けて決定されるので、今年上昇した米ドルは、来年には一転し下落するという見方が一般的です。

もちろん、為替の動向はとても予測しがたいもので、プロでも外すのが当たり前(必ず当て続ける人は皆無)なものですが。

企業業績はミクロ経済の動向を反映し、強みのある企業の業績成長は複数年続くことが当たり前にあるので、為替よりは予測・見通しが立ちやすいです。

そして、今年、ドル高で苦しみ、業績にマイナス影響することを嫌気して株価下落した企業については、来年にはその逆が起こり、業績にプラス影響することを期待して株価上昇するものもあるでしょうから、

個人投資家としては、しっかりとリスク管理をしつつも、プラスの面に目を向け、来たるべき投資タイミングに備えておくと良いのではないでしょうか。

 

私は気が早いので、7 – 9月期決算をフォローし、来月の雇用統計や中間選挙、FOMC、年末商戦への期待値を推し量り、恩恵を受ける銘柄を探しつつも、来年の株式相場や期待銘柄についての選別も進めています。

来週、10月24日(月)には、金融・資産運用に関するプロやハイレベルな投資家御用達の経済番組であるテレビ東京「News モーニングサテライト」にお邪魔してくる予定です。

モーサテのツイッターFacebook(2分14秒くらいから)などで告知されています。

出所:モーサテFacebookページより

来年を見据えた投資環境や銘柄選別の考え方を踏まえ、個別銘柄についても含めてお話してくる予定です。

 

株価は、半年から1年後の将来を織り込み形成されるのが一般的です。

足元、連邦準備制度理事会(FRB)は痛みを伴うインフレ対策を遂行していますが、それはあくまで国民を苦しめたいからではなく、金融政策を正常化させることが、今後の政策運営にプラスであるという総合的な判断によるものです。

具体的には、失業率は上がる(労働需給が緩む)必要があるし、物価上昇(インフレ)の状況が定常化し根付いてしまう前に、対策をすることが優先されていて、

それが結果として、長期的なGDP成長率を高めることに寄与するという見方がベースになっています。

株価は企業業績をベースとして成り立つ側面が強く、企業業績の成長の実現のためには、GDP成長率が安定的に推移することがプラスに寄与します。

つまり、今の痛みは将来のリターン拡大に向けた布石ということです。

目線を先に置き、今はバランスを取りながら軸足を固めていくと良いと考えています!

志村 暢彦

 

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志村 暢彦

金融業界歴24年。業界経験としてはファンドマネージャーとしての期間が最も長い。日ごろより、金融力は国力そのものであると考えおり、金融業界の心臓部や裏側で働き、政官財を含め、日本の金融の実態を見てきた経験をもとに、日本の金融リテラシー向上と、個人の理想的な資産形成の実現について、情報の収集と発信をしている。 著者の記事一覧 ≫

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