投資情報

今年、資金流入している資産クラスは?

日本を代表する経済新聞の一つである日本経済新聞(略して日経)。

これまで、個人的に、東京のみならず、シンガポールやロンドン、大阪、神戸と各所で日経の方々と交流し、お世話になってきました。(今でも定期的にテレビ東京「モーサテ」やラジオ日経「おはようモーニング」さんにもお世話になっています)

日経が手掛けている事業領域は実は広いです。

私が新卒で就職し、毎日電車で日経を読んで金融を学んでいた頃には想像もつかなかったような、多岐にわたる分野で事業を手掛けています。

出版(日経や英フィナンシャル・タイムズほか)、放送(テレビ東京・ラジオ日経・日経CNBCほか)以外にも、文化や人材教育関連を手掛けていて、

例えば、英語のスピーキング力を短時間に測る「VERSANT(ヴァーサント)」もそうですが、

それ以外にも、え、意外にもそんなこともしているんですか⁉攻めますねー!という内容もあるので、今後機会があれば改めて一部をご紹介したいと思います。(差し出がましくならないように気を付けます)

 

そんな日経ですが、9月27日(火)の朝刊に

「10年ぶり日本買い」にワナ

という記事があります。
(見逃した方は、電子版をご利用されるか、図書館などでバックナンバーを見て頂くと良いと思います)

その中の一文に、

「ダウ平均が11%下げた4~6月ですら、外国人は年換算で9千億ドル以上も米国株を買い越した。リフィニティブ・リッパーによると、米国株に投資する世界の投資信託には今年、8月までで522億ドルが流入した。」という記述があります。

さらに、市場における表現として、「汚くても1番きれいなシャツ」という表現も使いながら米国について分かりやすく説明がなされています。

今年の株式市場は下落していますが、投資家の選別は進んでいると言えます。

 

さて、株式市場は今週、年初来安値を更新した銘柄が多く、S&P500種株価指数は高値から20%以上下回る水準となりました。

背景としては、インフレを巡る状況が当初の想定を上回っており、FRBをはじめとする金融当局者の金利見通しがこの1か月で大きく変化したことがあげられます。

機関投資家の投資スタンスに関する調査を長年続けるバンク・オブ・アメリカによると、投資家のセンチメントが2008年の金融危機以来で最悪となっているというコメントが見受けられます。

ここで踏みとどまれるか、さらにもう一段下落するのか、日柄的には来週・再来週は重要です。

また、先行きの金利上昇は概ね株価に織り込んだので、今後のポイントとしては、10月中旬から始まる四半期決算発表があげられます。

2023年の企業業績に関する見通しが引き下げられるのか否かで、企業毎の株価にばらつきが出ます。

そんな株式市場ですが、「長期投資を手掛ける個人投資家は、どうしたら良いのだろう」と疑問を持つ初級投資家の方も多いと思います。

市場に関するニュースを見ると、「金利は高止まりする。株価はさらに下落する」という評論家の声が目につきやすい時期です。

不安に思われる方も多いのではないでしょうか。

そんな人を不安にさせるような記事を読まれるときには、その寄稿者が、どの程度の経験があるのかを確認されることをお勧めします。

単なる評論家であって個別株を用いた資産運用に携わったことがない人が語っている場合や、株価が下げてから(今さらながら)株価が下がると言っているという場合には、記事の内容を鵜呑みにする前に、内容(事実と意見)を見極める発想が重要だと考えます。

事実と意見を切り分けて整理されると、株価が下落している背景が金利に起因することであって、業績動向には目が行っていないことに気付かれるかもしれません。

我々としては、個人投資家は長期で資産形成をすることで、強みを発揮し、成果を上げやすいと考えており、下げ相場は優良銘柄を購入するチャンスと見ています。

また、市場全体が下落する中においても、リターンをコツコツ稼いでいく手法もあります。

冷静に判断しつつ、投資を継続されると、数年後、数十年後には大きく報われるケースが多いと考えます。

私の場合は【人の行く裏に道あり花の山】という相場の格言が頭の片隅にあります。

志村 暢彦

 

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志村 暢彦

金融業界歴24年。業界経験としてはファンドマネージャーとしての期間が最も長い。日ごろより、金融力は国力そのものであると考えおり、金融業界の心臓部や裏側で働き、政官財を含め、日本の金融の実態を見てきた経験をもとに、日本の金融リテラシー向上と、個人の理想的な資産形成の実現について、情報の収集と発信をしている。 著者の記事一覧 ≫

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