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仮想通貨(暗号資産)| ビットコイン(bitcoin)はこのまま 低迷していくのか?


暗号資産を理解しない投資家


経済学者やバリュー投資家は、投資で理解できないものを好みません。

そして今、彼らが理解できないものの一つが暗号資産です。

「ビットコインは10年後には価値がゼロになるだろう。」

これは、ノーベル経済学賞受賞者ユージン・F・ファーマ氏の最新の主張です。

彼は暗号資産に水を差す多くの否定論者の一人であり、特にこの分野が勢いを取り戻そうとしている時期(例えば今)には、より否定的な主張をするのです。


時代遅れの“クジラ”


ファーマ氏はビットコインを「ただの紙だ。紙ではなく、空気だ。空気ですらない」とけなしました。

彼は、暗号資産に対して嫌悪感を抱く金融の専門家たちリストに加わったのです。

そのリストの中には、ウォーレン・バフェット氏、故チャーリー・マンガー氏、ピーター・シフ氏、ポール・クルーグマン氏(ノーベル経済学賞受賞者)など、数名を挙げただけでも、名だたるメンバーと言えるでしょう。

彼らは理解できないものを嘲笑しているだけでなく、過去にとらわれがちな傾向があります。

そして、彼らの話を聞く投資家は、チャンスを逃す可能性も時にあるのです。

その一例として、クルーグマンは1998年に「2005年頃までには、インターネットが経済に与えた影響はファックスと大差ないことが明らかになるだろう」と書いています。

これは、ノーベル賞受賞者が述べた意見としては、最も愚かで不正確なものの一つだと私は考えています。

現在、インターネットは米国の国内総生産(GDP)の12%以上を占めています。

そして2008年から2021年にかけて、インターネットの経済への影響は3000億ドルから2兆4500億ドルにまで成長しました。

今やインターネットは米国の最も強力な経済エンジンと言えるでしょう。

そして、かつては輝かしい存在であったバフェット氏は、長年にわたってパフォーマンスが低迷しています。

その理由は、テクノロジー株への投資を拒んでいるからです。

かつて世界一の資産家であったバフェット氏は、現在なんとかトップ10の座にしがみついている状態です。

もちろん、彼の目利き力は素晴らしいものですが、今の市場に対する見方はやや時代遅れと言えるかもしれません。

ですから、こうした古い考えを持つ大物投資家の見方には注意が必要です。


新たな“クジラ”の登場


私たちは、暗号資産の上昇局面の入り口に立っているのかもしれません。

これは私が2024年の終わりに投資家が期待すべきだと最初に話した上昇局面です。

そして、私たちが話している利益は2倍ではありません。3倍、4倍、あるいは10倍でもありません。

5,000%以上です!

ここ数週間、暗号資産市場は冷え込んでいます。

ビットコインは10万6000ドルを突破できずに苦戦しており、その勢いのなさが他の小規模コインの低迷にも繋がっています。

出所:Yahoo!ファイナンス

さて、私は以前ビットコインの強気相場の2年目は、小規模コインにとって最も強くなる傾向があるとお伝えしました。

▼例えば、過去2年間の暗号資産強気相場の2年目でしたが、このような上昇が見られました。

  • ビットコインは60%上昇
  • 同じ年にイーサリアムは399.2%上昇
  • リップルは278.2%上昇
  • ドージコインは4,159%急騰

最近の暗号資産の下落局面で、大口投資家が波乱を起こしています。

彼らは下落局面で、7億5000万ドル以上のドージコインを買い占めました。

そして、ドージコインはイーロン・マスクのお気に入りの暗号資産でもあります。

彼の「政府効率化省(DOGE)」という名称のトークンにちなんで名付けられたものです。


【まとめ】時代に取り残されないために


現在、一部のアナリストはドージコインの目標価格を10ドルと設定しています。

これは、ドージコインが現在取引されている価格から3,900%上昇した価格です。

もし1,000ドルすれば、4万ドルになる可能性があるということ。

新しいクジラたちが暗号資産を買い進む一方で、古いクジラたちは傍観している状態です。

どちらの意見を聞くべきなのでしょうか?

さて、長年にわたり、私は常に同じことを繰り返し述べてきました。

もしあなたのポートフォリオに暗号資産が含まれていないのであれば、あなたは時代遅れになっている可能性があると…

ビットコインは過去15年間で最高のパフォーマンスを誇る資産です。

しかも、ほんの数%の利益ではありません。

2012年12月31日以降、ビットコインは721,751%も上昇しました。

これは、同じ期間におけるエヌビディア (Nasdaq: NVDA)のリターンの10倍です。

エヌビディアの急騰により、一般の人々がミリオネアになりました。

一方、ビットコインの急騰により、ビリオネアが誕生したのです。

ビットコイン、ブロックチェーン、ドージコイン、あるいは暗号資産に対して、どういった印象を持っているかはわかりません。

ただ、もし暗号資産があなたのポートフォリオの中に入っていなければ、他の人たちから乗り遅れる可能性があります。

もちろん、多額の資金を暗号資産へ投資する必要はありません。

少しの資金を投資しておくだけでも、大きなリターンが期待できます。

そして、理解できないものを軽蔑する人たちのアドバイスに耳を傾けて、時代に取り残されないようにしましょう。

私たちは過去にとらわれるのではなく、未来を見据えたいのです。

マシュー・カー

 

 

〜編集部〜

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Matthew Carr(マシュー・カー)

Oxford クラブ・ジャパンのチーフ・インベストメント・ストラテジスト。金融業界で20年のキャリアを持つ。 企業の中ではある一定のサイクルで株価が上下する銘柄があると言われており、マシューの専門はそのサイクルを見つけ出すこと。 彼の専門領域は石油・ガスといった伝統的な産業から、AI、5Gといった最先端テクノロジーなど多岐にわたる。 マシューの記事一覧 ≫

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