投資情報

50億人にかかる可能性がある病気とは?

ある眼科医が私にこう言いました。

「あなたには眼鏡が必要です」

私は心が沈みました。

なぜなら、それは老眼鏡だったからです…

ただ、彼女は私の反応を見て「誰にでも必要よ」、そう微笑んだのです。

数年前、私は視力の変化に気づきました。

最初は気にならない程度でした。

ただ、徐々にスマートフォンで文字を読むのが難しくなっていき、食べ物などのラベルに記載された原材料を読むのは不可能に近くなっていったのです。

そして最終的にはレストランのメニューでさえも…

私はいつも、眼鏡かコンタクトを着用していたため、家族や友人にとっては私の中で大きな変化が起きているとは思ってもいなかったでしょう。

ただ、私の中では大きな、劇的な変化が進行中だったのです。

今、街やオフィスビル、食料品店などを歩き回ると、文字が見えづらい状況…

このように、私の中では“深刻な”状況ではありますが、この“チャンス”を投資家として見逃さないわけにはいけません。

視力低下の進行を妨げることが期待できる、企業に投資するチャンスです。

 

スマートフォンの弊害

近視はかつて、目の屈折力におけるエラーだと考えられていました。

これは、親から子へと受け継がれる、遺伝的な小さな欠陥とも言えるでしょう。

1960年代、科学者たちは双子を研究し、DNAが近視に影響することを発見しました。

しかし、世界は新たな問題に目を向けています。

環境と習慣、そして教育までもが近視に影響を与えると言われているのです。

カサット、ドガ、モネ、オキーフ、レンブラントといった芸術家たちは、そのキャリアを通じて視力の変化に苦しみました。

また、仕事の負担を目のせいにする人もいました。

天文学者のヨハネス・ケプラーは、視力が悪いのは人生の大半を本に鼻を突っ込んで過ごしていたからだと考えていたのです。

そして研究は、ある程度の妥当性があることを証明しています。

2014年、ドイツの研究者たちは、より多くの年数の学校に通う学生は、学業があまり得意でない同級生よりも近視の割合が高いことを発見しました。

本の虫や“オタク”と呼ばれる人たちが、眼鏡をかけているというイメージは非常に現実的と言えるかもしれません。

そして、今、私たちの世界には“新たな破壊の道具”があります。

 
それは、スマートフォンです。

ここ数十年、スマートフォンの普及に伴い、近視の有病率も急増しています。

そして、近視と診断される子供の激増は、遺伝に縛られない根源があることを再び証明しています。

今日、近視は世界的な流行病と言えるでしょう。

米国では人口の40%以上が近視に苦しんでいるのです。

これは2000年当時の2倍の数。

ヨーロッパではもっと高く、アジアではさらに深刻です。

上海の平均的な15歳は、毎週14時間の宿題を課せられています。

彼らは常に本に読んでいるのです。

そのため、中国の10代や若者の90%近くが近視なのは、偶然ではないと言えるかもしれません。

韓国、日本、台湾など、アジア太平洋地域でも同様の割合です。
そして、この数字は60年前と比べて劇的な増加を示しています。

そして、状況はさらに悪化しており、2050年までに世界人口の半分以上が近視になると予測されているのです。

 
その数はおよそ50億人!

これは、2000年初頭の人口から240%も増加したことになります。

これは、現代社会が私たちに与えているダメージと言えるでしょう。

人々はあまり外に出ず、その代わりに毎日何時間も室内でコンピューターの画面や携帯電話を見つめています。

そして、子どもたちは増え続ける宿題に追われているのです。

このように、近視が増えていることは喜ばしいことではありませんが、ここから新たな投資チャンスが生まれることになります。

例えば、ボシュ・ヘルス  (NYSE: BHC) 、クーパー・カンパニーズ  (Nasdaq :COO) 、ナショナル・ビジョン  (Nasdaq: EYE) 、そしてワービー・パーカー  (NYSE: WRBY) のようなコンタクト・メーカーやサプライヤーに注目し始める絶好のチャンスと言えるでしょう。

また、近視は白内障、緑内障、網膜剥離のリスクを高めることになります。

これらの問題に苦しむ人口の割合は4倍近くに増加すると予測されているのです。

そのため、スター・サージカル  (Nasdaq: STAA) やRxサイト (Nasdaq: RXST) などの企業にも注目が集まることになるでしょう。

例えば、スター・サージカル社は近視、遠視、乱視、老眼を治療するための埋め込み型コラマーレンズを開発しました。

そして、Rxサイト社は白内障手術患者用の光調節可能な眼内レンズを製造しています。

今後数十年の間に、世界人口の半数以上が近視になるペースにあり、何億人もの人々がこのような深刻な眼疾患になる可能性があります

これは数十億ドル規模の問題です。

そして、企業はすでに先手を打とうと競争しています。

そのため、このような企業に今から注目しておくこともいいかもしれませんね

 

マシュー・カー

 

〜編集部〜

来週、マシューさんの新しい動画を公開します。

この動画では7月に発生する「サイクル」で、投資チャンスが狙える企業についてご紹介予定です。

そして、この株は今ブームに沸くAI市場で成長が期待できる企業であり、あのウォーレン・バフェット氏も投資をしている企業なんです。

ただ、これはエヌビディアやマイクロソフトではなく、まだ世間で大きく注目されていない企業。

ぜひ、動画の公開を楽しみにお待ちください!
 

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Matthew Carr(マシュー・カー)

Oxford クラブ・ジャパンのチーフ・インベストメント・ストラテジスト。金融業界で20年のキャリアを持つ。 企業の中ではある一定のサイクルで株価が上下する銘柄があると言われており、マシューの専門はそのサイクルを見つけ出すこと。 彼の専門領域は石油・ガスといった伝統的な産業から、AI、5Gといった最先端テクノロジーなど多岐にわたる。 マシューの記事一覧 ≫

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