投資情報

AIの“アーリーアダプター”になる方法

私は子供の頃、家にコンピューターがありませんでした。

インターネットやメールアドレスを利用する前に高校を卒業しました。

スマートフォンはおろか、携帯電話もなかった時代を覚えています。

そして、携帯電話が当たり前のように利用されるようになったとき、私はこう言ったことを覚えています。

「これはいざという時のために持っているだけだ 」

しかし、今、私は携帯電話無しでは生きていけません。

私たちの誰もがそうでしょう。

これが偉大なイノベーションの“伝染力”と言えるのです。

テクノロジーの断片は、私たちの周辺に潜んでいます。

そして、一夜にして私たちの生活に溶け込んでいくのです。

私たち投資家としてはその中から、革命的なイノベーションを区別して見つけ出していかなければなりません。

もちろん、それは言うのは簡単でも行うのは難しいでしょう。

ただ、幸いなことに私たちは過去からヒントを得ることができます。

私が利益の可能性を見つけるために、最も重要なチャートの一つをご紹介しましょう。

 

iPhoneの登場

30年前、インターネットがダウンしても誰も気にはしませんでした。

ただ、今日、世界的な停電は混乱と経済崩壊の引き金となりえます。

1995年、インターネット・ユーザーはわずか1,600万人でした。

しかしその後、2000年までにその数は3億人に膨れ上がっていったのです。

2005年には10億人以上がインターネットに接続し、その数は3倍、4倍と増えています。

そして、アップル(Nasdaq: AAPL)のiPhoneも同様の軌跡を辿ってきました。

2007年にiPhoneが登場し、2008年第1四半期に2億4,000万ドル相当が販売されました。

2012年の第1四半期には、売上高は239億5,000万ドルにまで急増したのです。

2024年の第1四半期には、アップルは697億ドル相当のiPhoneを販売しました。

これは、過去30年間で最大の破壊的技術と言えるでしょう。

しかし今日では、私が次の「iPhoneモーメントと呼んでいるトレンド、人工知能(AI)の話題で持ちきりです。

メインストリートでもウォール街でも、この2つの強力な文字は常に皆の口から飛び交っています。

特に、エヌビディア(Nasdaq: NVDA)の最近の決算報告についてはそうでしょう。

しかし、これは本当に画期的なことなのでしょうか?

この技術の一部は私たちの生活にどんどん溶けこんでいくのでしょうか?

それとも、熱狂的な誇大広告なのでしょうか?

それを知るのに役立つ、シンプルですが強力なチャートがあります。

私はブームと不況の両方を認識し、そこから利益を得るために、このチャートをこれまで活用してきました。

 

イノベーションの拡散

1962年、社会学者E.M.ロジャーズは「イノベーションの拡散」理論を提唱しました。

これは最も古い社会科学理論の一つです。

私が成長株やテクノロジー、新興戦術のトレンドについて語る際に、日常的に持ち出す理論でもあります。

理由は簡単で、何十年もの間、投資家に極めて有益な青写真を提供してきたからです。
そしてAIに関しては、次に何を期待すべきかを概説しています。

ロジャーズのテクノロジー採用ライフサイクルは、初期市場の端から主流まで、主に5つのセグメントに分かれています。

 

イノベーションがこの道を進むにつれて市場シェアは拡大し、技術革新は憧れの存在から一般的な存在へと変化します。

インターネット、家庭用PC、iPhoneはその典型例でしょう。

フェイスブックやツイッターのようなソーシャルメディア・プラットフォームもそうだし、電気自動車(EV)もそうです。

市場の初期の段階ではたとえそれが普及しなかったとしても、最新かつ最高のものを求める人々によって、新技術の成長は牽引されるのです。

60年前に発表されて以来、ロジャーズの理論は更新されてきました。

まず、現代のテクノロジーはかつてないほど急速に普及しています。

食器洗い機、テレビ、固定電話などは、主流になるまでに何十年もかかりましたが、今や偉大な技術革新はほんの数年から数か月で実現することもあるのです。

第二にジェフリー・ムーアは1991年の著書『キャズムを越えて』で「キャズム」という考え方もあります。

この理論では、製品が主流になる前、つまりアーリーマジョリティに移行する前に、アーリーアダプターから難しいジャンプをしなければならないと述べています。

この強力な理論は、ビットコインや暗号資産、EV、AIやIoTにおける機会を特定するために、2016年12月(OpenAI設立の翌年)に至るまで、私が何度も活用してきたものです。

さて、重要なのは…これがAIについて何を教えてくれるのか?ということです。

2022年11月30日、OpenAIはChatGPTをリリースしました。

そして、最初の5日間で100万人のユーザーを獲得したのです。

ちなみに、インスタグラムはこのレベルに達するのに2カ月半かかり、ネットフリックス(NFLX)は3年半かかりました。

 

そして、2023年1月までに、ChatGPTの月間アクティブユーザーは1億人に達したのです

ChatGPTのウェブサイトの閲覧数は、2022年12月の1日あたり2億6600万アクセスから爆発的に増加し、2024年5月には20億を大きく超えるペースになっています。

史上最も急成長している消費者向けアプリケーションと言えるでしょう。

しかし、ChatGPTがサービスを開始する前に、AIはすでに前進していました。

ChatGPTは巨大なきっかけを提供したに過ぎません。

IBM(アイビーエム)による2022年の調査では、35%の企業が業務にAIを活用していることがわかりましたね。

そして、56%が少なくとも1つの機能(最も顕著なのは、チャットボットのような顧客サービスとのやりとり)でAIを使用していた

さらに42%の企業がAIの導入方法を模索していました。

また、AIの導入はパンデミックによって加速したのです。

ビジネスレベルでは、AIはすでに初期の多数派になりつつありました。

消費者レベルでは、AIは「iPhoneの登場」、あるいは「ポケモンGOの登場」のような状態を楽しんでいると言えるでしょう。

AIブームは、これからまだまだ続くことでしょう。

ChatGPTは人類史上最も急成長している消費者向けアプリケーションです。

そして、世界中の企業がますますAIに任せるようになっています。

さて、あなたはどうしますか?

アーリーアダプターになりますか?

それとも後発組になりますか?

トレンドに抗う必要はありません。

流れに身を任せるのです。

それが、取り残されない方法と言えるでしょう。

マシュー・カー

 
〜編集部〜

マシューも執筆の一部を担当するOxford インカム・レター。

 
インカム・レターの最新号では、

✔︎脅威的な割安な「高配当AI株」ー配当利回り5%
✔︎なぜ今、バリュー株に投資した方がいいのか?
✔︎インカム・レター執筆者マークが一押しする5G株ー配当利回り6%

などを紹介しています。

→Oxford インカム・レターの詳細を見る

 

P.S.

今回の記事はいかがでしたか?

あなたの資産形成に少しでもお役立ていただければ幸いです。

Oxford クラブでは、このような記事を33万人のメールマガジン会員様に毎日無料でお届けしております。

公式サイトからでも1週間にお届けする7つの記事のうち4つはお読みいただけますが、3つはメールマガジン会員様に宛てたものとなっております。

毎日2分メールをお読みになるだけで、少しずつ米国株による資産形成のコツを身に付けていただけるでしょう。

『米国Oxford クラブのNo.1ストラテジストアレックス・グリーンが教える人生を変えるたった一つの銘柄』

ちなみに…メールマガジン登録者様に『米国Oxford クラブのNo.1ストラテジストアレックス・グリーンが教える人生を変えるたった一つの銘柄』の講演ビデオもプレゼントしています。

あなたのタイミングで投資をご検討されてはいがかでしょうか?

→『米国Oxford クラブのNo.1ストラテジストアレックス・グリーンが教える人生を変えるたった一つの銘柄』

Matthew Carr(マシュー・カー)

Oxford クラブ・ジャパンのチーフ・インベストメント・ストラテジスト。金融業界で20年のキャリアを持つ。 企業の中ではある一定のサイクルで株価が上下する銘柄があると言われており、マシューの専門はそのサイクルを見つけ出すこと。 彼の専門領域は石油・ガスといった伝統的な産業から、AI、5Gといった最先端テクノロジーなど多岐にわたる。 マシューの記事一覧 ≫

関連する記事

Back to top button