トレンド投資

【注目】コロナで成長した“ある市場”とは?

今という時代は、おそらく不安定な時代と言えるでしょう。

しかし、投資家の視点から見ると、
「このような不安定な時代だからこそチャンスがある」
と言えるのです。

なぜなら、そのような中でも、技術は進歩しているからです。

そして、技術の進歩は企業の長期的な成長に繋がり、
投資家もその恩恵を、「株価上昇」という形で受けることを狙えます。

では、どのような企業の成長が期待できるのでしょうか?

その中の1つは、どのような状況でも
生活に必要不可欠な分野の企業です。

 

例えば、ヘルスケア分野。

医療関連の分野は世界がどんな状況でも、
必要不可欠ですし、最高のパフォーマンスを発揮し続ける必要があります。

そして、この分野に大きな影響を与えた出来事の1つが、
新型コロナウイルスの世界的流行でしょう。

このウイルスは感染力が非常に高いため、
患者全員を直接診察するのではなく、
オンラインで診察することへの需要が高まりました。

実際アメリカでは、AmwellやTeladocといった、
オンライン診療のプラットフォームが多く利用されています。

これらによって、患者はアプリを利用して、
診断を受けたい時に医師を選び、
診察を受けることができるのです。

そして、保険適用などの規制緩和も相まって、
アメリカのオンライン診療は大きく発展しています。

次のグラフを見てください。

これは、コロナ禍に入る前の2018年に出された、
世界のオンライン診療に関連する市場規模の推移を予測したものです。

2018年時点では、世界の市場規模は401億ドル
(およそ4兆4,280億円*)でした。
*2018年における年平均 1ドル=110.4232円 で計算

アナリストは2025年までに
その3倍以上に拡大すると予測しています。

特に注目すべきはこれがコロナ禍前の予測というところです。

医療現場では新しい技術が
導入されづらい傾向があると言われています。

なぜなら、患者も医師も新しいものを
使うことをためらうことが多いからです。

しかし、オンライン診療においては、
コロナ禍における「ソーシャル・ディスタンス」の概念によって、
そのためらいが無くなりました。

既にオンライン診療は、診療の選択肢の1つとなり、
日常に溶け込んでいるのです。

ですので、仮にコロナ禍が今後ほとんど収束したとしても、
オンライン診療の発展が続くと考えられます。

また、それに伴って、
オンライン診療に関連する市場規模が、
先ほどお見せした予想より
大きく成長したとしても不思議ではありません。

今後もこのヘルスケア分野は注目しておくといいでしょう。

また、この分野に限らず、
日常に密接に関わる分野を知っておくことができれば、
私たち投資家の資産形成をより進められるかもしれません。

マシュー

 

~編集部コメント~

日常に密接に関わる分野を知ることは、
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Matthew Carr(マシュー・カー)

Oxford クラブ・ジャパンのチーフ・インベストメント・ストラテジスト。金融業界で20年のキャリアを持つ。 企業の中ではある一定のサイクルで株価が上下する銘柄があると言われており、マシューの専門はそのサイクルを見つけ出すこと。 彼の専門領域は石油・ガスといった伝統的な産業から、AI、5Gといった最先端テクノロジーなど多岐にわたる。 マシューの記事一覧 ≫

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