トレンド投資

【4つの投資ヒント】 流行のゲームから学べること

あなたは「Wordle」(ワードル)を知っていますか?
今年に入って、流行しているパズルゲームです。

これは言わば単語当てゲームで、目的は
「お題となっている5つのアルファベットからなる英単語(アルファベット)を当てる」
というもの。
お題は1日に1回だけ更新されます。

そしてそのチャンスは6回あり、
1度回答すると、それぞれの文字に対して、

・それは答えの英単語に含まれているか?
・それの位置は合っているか?

を知ることができます。

例えば、SLATEと入れてみます。

このように、
答えに含まれている文字は黄色、
その中でさらに位置まで合っている文字は緑色、
答えに含まれていない「ハズレ」の文字は灰色で示されます。

このヒントから、CHARTを試してみると…

Tが前半に含まれていることがわかりました。

そこで、思いついたTWANGという単語を入れてみると…

幸運にも3回の挑戦で正解することができました。

このゲームが流行した理由は主に、

・ルールが簡単かつ無料で誰もが気軽に遊べること
・1日1回しか遊べず、時間を使い過ぎないで済むこと
・SNSで結果を共有できること

が考えられます。

そして、このゲームからは「投資で大切な4つのヒント」を学ぶことができます。

 

ゲームから学べる投資で大切な4つのヒント


1.事前に計画を立てること

ワードルを熱心に遊んでいる人々は、
1番最初にどのような文字を入力するべきかを知っています。

例えば、JAZZYという単語は最初に選ばないことが賢明です。

なぜなら、

・J・Z・Yというあまり使われない単語が入っている
・Zが2つあるので、ヒントを得る機会が1文字分少なくなってしまう

ため、正解に近づきづらいからです。

ではどうするのかというと、
事前に単語について、リサーチをします。

これを見ると、どのような文字が含まれている単語から、
お題のヒントを得やすいかがわかるでしょう。

例えば、先ほど私が使ったSLATEという単語は、

・よく使われる母音である、AとEの2つが含まれている
・重複する文字がない
・全ての文字の登場頻度が高い

ため、

1つ目の単語として優秀であると言えるでしょう。

そしてこれは投資においても同じで、
事前に計画を立ててリサーチをすることは成功するためにとても重要です。

しっかりリサーチをしなかったり、後先考えず銘柄を買うことは、
ヒントを得にくい単語である、
JAZZYを最初に入力するようなものです。

ワードルで答えに辿り着くために事前に単語をリサーチするように、
投資で成功するためにも事前の計画が大切なのです。

2.予想外のことは起きるものだと認識すること

ワードルでは、先ほどお話ししたように計画的に単語を答えていても、
上手くいかない時があります。

それはお題がとても難しい時です。

例えば、BOBBYのような単語の場合、
Bが3つあり、難易度は高くなってしまうのです。

そして、投資でも同じようなことが言えます。

例えば、
・思わぬ業績の悪化
・事業トラブル
・地政学的リスク

などにより、事前の計画が台無しになってしまうことがあります。

このように、予想外のことは起きるものであるという認識を持つべきなのです。

3.シンプルに考えること

ワードルでヒントを探る場合、
わざわざ複雑で難しい単語を考える必要はありません。
シンプルな単語でいいのです。

投資でも、自分の理解を超えるような銘柄の選び方をして、
複雑なポートフォリオを構築する必要はありません。

4.毎日少しずつ取り組むこと

ワードルのお題は1日1回更新されます。
つまり、1日に遊べるのは1回までということです。

ですので、
「1時間もこのゲームに没頭して時間を浪費してしまう…」
といったことは起こりません。

ここから学べることは、
「時間を賢く使うこと」です。

長期投資において、市場や投資状況を
つきっきりで確認する必要はありません。

1日にそれらを確認する回数や時間に制限を設けるといいでしょう。

毎日1回だけワードルに挑戦するように、
市場や投資状況の確認に、
時間を使いすぎないようにするべきだと思います。

==

もし、あなたがワードルに関心がなかったとしても、
そこから学べる4つのヒントは頭の片隅に置いておくといいでしょう。

マシュー

 

~編集部コメント~

ワードルから投資家としてのヒントを学ぶことができました。

もしあなたが、このヒントを活かして、
投資の世界へ一歩踏み出したいと思っているのなら、

おすすめの投資方法があります。

それは配当株を持っているだけで
もらえる配当金に重点を置いた、
配当投資。

この戦略では、
基本的には株を頻繁に売買する必要がなく、
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Matthew Carr(マシュー・カー)

Oxford クラブ・ジャパンのチーフ・インベストメント・ストラテジスト。金融業界で20年のキャリアを持つ。 企業の中ではある一定のサイクルで株価が上下する銘柄があると言われており、マシューの専門はそのサイクルを見つけ出すこと。 彼の専門領域は石油・ガスといった伝統的な産業から、AI、5Gといった最先端テクノロジーなど多岐にわたる。 マシューの記事一覧 ≫

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