投資情報 | “賢い”投資家が行う「地固め投資」

オンライン取引の進化と投機時代の到来
私は1990年代初頭に投資を始めました。
当時は、たとえ積極的に売買したいと思っても簡単ではありませんでした。
取引をするにはブローカーに電話をかけ、時には保留で待たされ、売買の指示を伝え、約定の確認を待つ必要があったのです。
しかも1回の取引につき49ドルの手数料がかかり、それがリターンを大きく削っていました。
それから10年も経たないうちに、オンライン取引が可能になりました。
必要なチャートや情報にも簡単にアクセスできるようになったのです。
現在では、さらに速く、簡単で、しかも安くなっています。
手数料はゼロ、あるいはほぼゼロです。
もはや株式や伝統的なオプションを売買するだけの時代ではありません。
現在のトレーダーは、暗号資産のような値動きの激しい商品や、当日で満期を迎えるオプション、さらにはスポーツや政治の結果、天候などあらゆる出来事に賭けられる「予測市場」まで取引することができます。
賭けといえば、現在米国では38州でスポーツ賭博が合法化されています。オンラインポーカーやオンラインカジノが合法の州もあり、44州では実際のカジノに足を運ぶこともできます。
要するに、刺激を求めればいくらでも見つかる時代なのです。
加えて、インタラクティブ・ブローカーズ・グループ (Nasdaq: IBKR) や、ロビンフッド・マーケッツ (Nasdaq: HOOD) といった一部の証券会社では、エヌビディア (Nasdaq: NVDA) の株式を買うのと同じ画面で、ティモシー・シャラメとマイケル・B・ジョーダンのどちらがアカデミー賞主演男優賞を獲得するかに賭けることさえできます。
大手銀行もその収益機会を逃したくないと考え、「賭け事」を取り扱い始めるのは時間の問題でしょう。
投機が簡単になった今こそ「長期投資」を守る
こうした刺激は楽しいかもしれません。
しかし、投機手段が増加すれば、同時に損をする機会の増加を意味します。だからこそ、長期投資の土台を守ることは、これまで以上に重要となるのです。
大きなオプション取引や予測市場に挑戦する前に、次の3点をまず確保すべきです。
- 老後資金を十分に積み立てる
- 万一の事態に備え、半年分の生活費を現金で確保しておく
- 配当を再投資できる銘柄や配当株へ資金を配分する
スーパーボウルで賭けに勝ったときのようなアドレナリンは得られないかもしれません。
しかし、愚かな賭けに負けたときの、あの胃が締めつけられるような感覚も味わわずに済みます。
配当株投資の本当の魅力──複利と増配の威力
私の経験から言えば、何年もかけて資産を育て、その配当が生み出す収入を目にすることは、実はかなり興奮するものです。
毎月、自分が働かなくても得られた収入が口座に振り込まれているのを見ると、確かにドーパミンが分泌されるような高揚感があります。そしてその感覚は決して色あせません。
代表的な配当成長株の成功事例:
- 石油精製企業(Oxford インカム・レター紹介銘柄)
配当利回り3.1%
紹介以降、S&P500種株価指数を約1.7倍アウトパフォーム
一夜で倍にはならないが、着実に市場平均を上回る成果 - 製薬会社(増配10年連続)
紹介から1年半以上で配当込み149%上昇
同期間のS&P500種株価指数(32%)を大幅に上回る
当初購入組は実質約5%の利回り
増配継続により利回り上昇 - フィリップス66 (NYSE: PSX) (増配13年連続)
継続的な増配実績
こうした銘柄を長期保有することにより、将来的に保有株ベースで年10%超の利回りを得られる可能性もあります。
高級なバケーションにお金を使う前に家賃を払えることを確認するのと同じように、まずはインデックスファンドや配当成長株といった堅実な投資で将来を固めてください。
そして安定した収入が入り始めてから、恋愛リアリティ番組で誰が結婚するかに賭ければよいのです。
【まとめ】投機の誘惑に勝つ者だけが、複利の果実を手にできる
現在は、株式投資、オプション取引、暗号資産、予測市場など、投機の選択肢が溢れる時代です。
しかし、本当の資産形成は刺激ではなく、規律と時間、そして複利から生まれます。
まずは土台を固め、配当を再投資し、増配銘柄を長期で保有すること。
こうした王道を歩んだ先に、毎月の不労所得という真の自由があります。
短期の興奮ではなく、長期の豊かさを選びましょう。
マーク
P.S.
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