OxfordClubマガジン投資情報米国株入門米国配当株投資配当株投資金融リテラシー

米国配当株投資 | AIの裏に隠れた「エネルギー」

人工知能(AI)がとてつもない量のエネルギーを消費することは、
もはや自明のことかもしれません。

まるでクッキーモンスターが暴走して焼き菓子をかき込むように、
AIはエネルギーをむさぼり食っているのです。

また、米中がAIの覇権をめぐって熾烈な競争を繰り広げていることも周知の事実です。

それは歴史上見たこともないほどにまで、激化しています。


AI革命を支えるエネルギー投資の真実


かつて、連合軍がノルマンディー上陸作戦(Dデイ)で勝利した功績はアイゼンハワー大統領に帰せられましたが、実際に上陸艇から飛び出して戦ったのは一兵卒たちでした。

AIでも同じことが言えます。

エヌビディア (Nasdaq: NVDA) のような企業が製造する半導体チップが注目を浴びていますが、実際に“重労働”を担うのはエネルギーなのです。

そのため、トランプ大統領は原子力エネルギーのさらなる開発を推進するとともに、
石油・天然ガス企業に掘削を促しています。

その結果、原子力関連株は爆発的な上昇を見せています。

一方で、トランプ大統領は代替エネルギーを抑え込もうとしています。しかし、膨大なエネルギー需要を賄うには、太陽光や風力などを含んだありとあらゆる形態のエネルギー源が必要になるということを投資家は理解しています。

そのため、太陽光関連株も急騰しているのです。


静かなる掘り出し物


一方で、石油・ガス関連株は年初来ほぼ横ばい。

ここに絶好の投資チャンスが生まれています。

過去20年間、原油価格は1バレルあたり
およそ20ドルから100ドルの間で大きく上下してきました。
(例外的にマイナスになった時期や147ドルまで急騰した時期もありました。)

現在の価格はわずか60ドル台。

つまり、良質な石油株が「割安」で手に入るということです。

有望な小型株の例:

  • プレシジョン・ドリリング (NYSE: PDS)
    フリー・キャッシュフローの6倍以下で取引
    過去12か月で1億5,000万ドルのフリー・キャッシュフロー創出
    今後5年間で利益が298%増加予想、予想株価収益率(予想PER)は11倍
  • タイドウォーター (NYSE: TDW)
    フリー・キャッシュフローの9倍未満で取引
    潤沢なキャッシュフローを創出
    予想PERは13倍
  • エンタープライズ・プロダクツ・パートナーズ (NYSE: EPD)
    株価はキャッシュフローのわずか8倍で取引
    7%の税繰延配当を支払い
    年間で約80億ドルの分配可能キャッシュフローを見込む

【まとめ】隠れたエンジンを見極める


市場でどんなトレンドが話題になっていても、
私は常にもう一歩踏み込んで「真の価値」を探すようにしています。

そして、そのトレンドや新技術を支える『基盤となる企業』を見つけ出すのです。

巨大なAIブームの背景には、エネルギーという最も重要なセクターが隠れていることを見落としてはいけません。

 

P.S.

今回の記事はいかがでしたか?

あなたの資産形成に少しでもお役立ていただければ幸いです。

Oxford クラブでは、このような記事を33万人のメールマガジン会員様に毎日無料でお届けしております。

公式サイトからでも1週間にお届けする7つの記事のうち4つはお読みいただけますが、3つはメールマガジン会員様に宛てたものとなっております。

毎日2分メールをお読みになるだけで、少しずつ米国株による資産形成のコツを身に付けていただけるでしょう。

『米国Oxford クラブのNo.1ストラテジストアレックス・グリーンが教える人生を変えるたった一つの銘柄』

20年前にアップル、アマゾン、エヌビディアを見つけ出したアレックスが選ぶ 7つの銘柄
次のマグニフィセント・セブン

→メルマガ登録で無料プレゼント

Marc Lichtenfeld(マーク・リクテンフェルド)

Oxford Club チーフ・インカム・ストラテジスト。ウォール・ストリートを含め25年の経験のある配当投資の専門家。「Get Rich with Dividends(邦題:日本人の知らない秘密の収入源 年100回配当投資術)」著者。2013年に配当投資の専門誌Oxfordインカム・レターを創刊し、世界中に読者を持ち有料購読者は8万人を超える。FOX、CNBC、Forbesなどの有名メディアはもちろん、BloombergやBarrons、The Wall Street Journalといった権威ある金融専門メディアにも多数出演。 マークの記事一覧 ≫

関連する記事

Back to top button