1994年の夏、まだインターネットが普及していなかったある日のことです。
私は夜明け前に起きると、数百メートル先のレコード店まで歩いて行きました。
その店は、英国の有名ロックバンドであるローリング・ストーンズのコンサートチケットを朝8時に発売する最寄りの場所だったのです。
当時の婚約者（現在の妻）に、「チケットは高いけれど、彼らがツアーをするのはこれが最後かもしれない」と話しました。しかし、30年以上が経った今でも、ミックやキース、仲間たちは80代にして現役で活動を続けています。
まさに、「理想的な老後」を送っていると言えるのではないでしょうか。
もちろん彼らには、印税やツアー収入という大きな経済的基盤がありますが、そうでない私たち一般人にも、学べる老後の教訓は多くあります。
支出を見直し、将来の資産を守る
ストーンズは、いわゆる“ホテルの部屋を荒らす”タイプのバンドではありませんでした。
ミック・ジャガーは経費管理に厳しく、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで学んだ経験を活かし、主催者との交渉まで自ら行なうこともあります。
年齢を重ねると、生活費や医療費は確実に上昇します。
特に医療費は、平均的な65歳の夫婦で生涯約31万5,000ドル（約5,000万円）ともいわれ、資産を大きく圧迫します。
支出を見直す際のポイント：
- 不要なサブスクリプションは解約する
利用していないサービスは即解約し、年間コストを削減。 - 動画配信サービスは観たい作品が終わったら乗り換える
複数契約せず、必要な時だけ契約することで無駄な出費を防ぐ。 - 高額なケーブルテレビは安価なサービスへ切り替える
YouTube TVやHuluなど、コストを抑えた代替サービスを活用。
小さな見直しでも、長期的に大きな差となります。
好きなことを続け、人生に目的を持ち続ける
数年前、80歳のミック・ジャガーと81歳のミッチ・マコーネル議員を比較したミームが話題になりました。
キャプションにはこうあります。
「ミック・ジャガーは80歳。ミッチ・マコーネルは81歳。若さと健康の秘訣は“健康的な生活”なんてウソだ。本当はドラッグ、セックス、ロックンロール、そして徹夜だ。」
ミックがマコーネル議員よりもいきいきしている理由はこれだと言っているのです。
もちろん、これはジョークです。実際ミックは長年タバコを吸わず、食事にも気を配り、運動も欠かしていません。
何より彼の活力となっているのは、音楽という「夢中になれる活動」を続けていることでしょう。
あなたが夢中になれることは何ですか？
投資もその一つになり得ます。向上心を持ち、仲間と知見を共有しながら続けることが、心身の健康にもつながります。
「快適な場所」を抜け出し、新しい経験を積む
ミックは長年、自由に外を歩けないことを嘆いていていました。ファンに囲まれてしまうからです。しかし最近では、ツアー先の街に繰り出すことも増え、それを楽しむようになったのです。
皆さんの中には、「配当株はよくわからない」「今が快適だから」と、一歩踏み出せないでいる人もいるかもしれません。しかしそれでは、今この瞬間にも、大きなチャンスを逃している可能性もあるのです。
新しい方法を学ぶことは、お金を守り、増やし、
【まとめ】老後も投資も「学びと行動の継続」が鍵
ローリング・ストーンズの生き方は、私たちにも多くの示唆を与えてくれます。
無駄な支出を減らす
好きな活動を続ける
新しい経験に挑戦する
これらは資産運用や投資の成功にも直結します。
人生を楽しみながら健康を維持することは、長期的な投資成果をも左右するのです。
あなたも今日から一歩踏み出してみませんか？
P.S.
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