
ベアマーケットは自然現象
あなたの周りで尊敬される人は誰ですか?
災害時にリーダーシップを発揮する政治家でしょうか?
それとも、現場が混乱する中、職務を遂行する警察官・消防士・救急隊員でしょうか?
あるいは相手の猛攻を受けながらも完璧なパスを決めるクォーターバックかもしれません。
子どもの緊急事態で、動揺を見せずに落ち着かせる親でしょうか?
彼らが優れているのは、ただ話がうまいとか技術があるからではありません。
「誰もがパニックになるような状況で、冷静に行動できる」ことが、彼らを特別にしているのです。
ところが、投資となると話は変わります。深刻な家庭の問題では冷静に対処できる人が、株式市場が下がるだけで狼狽してしまうのです。
そんな光景を私は何度も見てきました。
実は、2008年や2020年のような大暴落(ベアマーケット)は、定期的にやってくる自然な市場サイクルの一部に過ぎないのです。
その中で「冷静さ」を保ち、次の3つの行動を実践することで、あなたも大きな利益を得るチャンスを掴むことができます。
相場が急落したときの3つの行動指針
▼相場が急落したときの3つの行動指針はこちらです
- 必要資金は市場に置かない
- ストップロス(損切りライン)を設定して守る
- 「暴落用資金」を用意しておく
1. 必要資金は市場に置かない
これから3年以内に使う予定のお金(住宅ローン、医療費、学費など)は、株式市場から引き上げましょう。
必要な時に価値が半減していたら困ります。一方で、5年・10年先まで使わないお金は、一時的な下落に動じる必要はありません。
2008年の暴落でも、5年後には市場は回復していました。
2. ストップロス(損切りライン)を設定して守る
Oxfordクラブでは、トレーリング・ストップの活用を推奨しています。これにより次の効果が得られます:
- 感情的な判断を防ぐ
- 冷静な時に設定したルールを維持する
暴落時には「会社の業績は変わっていない」と思いストップを外したくなりますが、損切りは利益を守り、小さな損失が致命的になるのを防いでくれます。
3. 「暴落用資金」を用意しておく
市場が大きく下がったときに使う「特別資金」を確保しておきましょう。
ニュースが暗く、人々が売りに走っているときこそ買い場。数年後には「あの時買ってよかった」となる可能性が高いのです。
2008〜2009年の相場を思い出してください。周囲からは「正気じゃない」と言われても、正しい判断だったことが証明されています。
【まとめ】「冷静さ」が勝利を呼ぶ
相場が急落していると、「このままゼロになるのでは」と思うことがあります。
実際、私も冗談で「この市場、ゼロになるよ」と言ったことがあります。
それでも冷静さを保てるなら、精神的にも経済的にも、周囲より一歩先を行く存在になれます。
そしてきっと、周りの人はあなたを見てこう思うでしょう。「なんでこの人だけ、あんなに落ち着いていられるんだろう…?」
P.S.
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