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米国配当株投資 | 個別銘柄 vs 投資信託

私がよく受ける質問の1つに

個別銘柄と投資信託やETFのどちらに投資すべきか?

というものがあります。

基本的に私は個別銘柄への投資をお勧めしていますが、これは投資信託(ファンド)やETFへ投資してはいけないという訳ではありません。

例えば、

  • 個別銘柄について調べる時間がない
  • その方法を知らない

そんな個人投資家にとっては、投資信託やETFは適切な投資先と言えます。

とはいえ、お勧めできないものもあります。


アクティブ・ファンドのデメリット


アクティブ・ファンドとは、
インデックス・ファンドのように市場の動きに連動させるのではなく、市場のパフォーマンスを上回ることを目指して運用されるファンドです。

しかし、ほとんどのアクティブ・ファンドは市場を上回ることができていません。

最新のデータによると、過去3年間で、アクティブ・ファンドの66%がベンチマークしているインデックスに勝つことができませんでした

(運が良ければ3つのうち1つは勝てるかもしれないレベルです。

お勧めできないもう一つの理由は「手数料」です。

パフォーマンスが悪いにも関わらず、アクティブ・ファンドの利用には何かしらの形で高い手数料が課されます。

仮に年率1.5%の手数料を支払っている場合、市場のパフォーマンスからその分をマイナスした状態からスタートすることになります。

では、インデックス・ファンドはどうでしょうか?


長期投資に適したインデックス・ファンド


インデックス・ファンドは市場の動き(インデックス)と連動しているため、当然市場を上回るパフォーマンスを出すことはできません。

しかし、あなたもご存知の通り市場は長期的に上昇してきました。

そのためインデックス・ファンドは、長期的に見れば市場とともにリターンを得られることが期待できます。

また、インデックス・ファンドやETFの多くは、手数料が安いことが特徴です。


個別銘柄の魅力


では、最後に個別の銘柄へ投資の良い点をお話ししましょう。

それは自分でコントロールできることです。

ある銘柄が自分とって嬉しくない方向に動いている時、大きな損失を被る前に手仕舞うことができます。

しかし、インデックス・ファンドでは、その銘柄がインデックスに組み込まれている限り、全体の足を引っ張る可能性があります。

また、アクティブ・ファンドの場合、ファンドマネジャーは「自分は誰よりも市場をわかっている」と思い込み、損切りをできずに損失をさらに広げる場合すらあります。

ETFは個別銘柄のように市場で売買できますから、ある程度は自分でコントロールできると言えるかもしれません。

また、多くのセクターの銘柄や様々な指数に連動するETFを適切に保有することで、

長期投資家にとって欠かせない「分散投資」をすることができるでしょう。


【まとめ】自分に合った投資先を選ぶ


このように、インデックス・ファンドやETFは
「自分で判断したくない」投資家にとっては最適な投資先と言えます。

しかし、「自分で判断すること」に抵抗を感じない投資家にとっては、過剰な取引をしたり市場のタイミングを計ろうとしない限り、

長期的には市場を上回るリターンを狙える可能性がある

と私は考えています。

今日のお話があなたの投資の参考になれば幸いです。

 

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Marc Lichtenfeld(マーク・リクテンフェルド)

Oxford Club チーフ・インカム・ストラテジスト。ウォール・ストリートを含め25年の経験のある配当投資の専門家。「Get Rich with Dividends(邦題:日本人の知らない秘密の収入源 年100回配当投資術)」著者。2013年に配当投資の専門誌Oxfordインカム・レターを創刊し、世界中に読者を持ち有料購読者は8万人を超える。FOX、CNBC、Forbesなどの有名メディアはもちろん、BloombergやBarrons、The Wall Street Journalといった権威ある金融専門メディアにも多数出演。 マークの記事一覧 ≫

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