米国配当株投資

投資家が大人気ロックバンドから 学べる3つのこと

 

1994年の夏の日。

私は夜明け前に家を出て、近所のレコード店に向かいました。

目的は朝8時に発売される、ローリング・ストーンズのコンサートチケットを買うこと。

今ではわざわざ店頭に足を運ぶ必要はないはずですが、

当時はインターネットがまだ普及していなかった時代です。

その日は私と同じように早くから店頭に向かう人が多かったことを覚えています。

そして、当時の私はこのコンサートツアーがローリング・ストーンズの最後のツアーになるかもしれないと考えていました。

さて、それから30年後の今、彼らは精力的に活動しています。

多くのメンバーが80歳を迎えていますが、来月には新しいアルバムをリリースします。

そんな彼らの姿を見て、私は彼らがどのようにして今なお、現役で活動できているのかを考えるようになりました。

もちろん、毎年何百万ドルもの印税が入り、コンサートを開催すれば莫大な売上が出るため、それは大きな理由の1つでしょう。

しかし、それを抜きにしても彼らから学べるものはたくさんあります。

そして、それは投資にも活かせることなのです。

今回はその中から3つご紹介します。

 
1.コストを気にする

メンバーの1人、ミック・ジャガーは常にバンド活動に関わるコストをチェックしています。

彼は本格的に音楽活動をする前は、ロンドン大学で経済について学んでいました。

そして、彼はコンサート費用について、プロモーターと直接交渉することでも知られています。

このような姿勢が長期にわたってバンド活動を続けることに繋がっているのではないでしょうか。

そして、このことは投資にも活かせます。

あなたもご存知の通り、投資では投資資金が多ければ多いほど、有利という事実があります。

しかし、多くの投資家…特に投資初心者は「投資資金が足りない」という悩みを抱えがちです。

そのような時にするべきなのが「コストを気にする」ことです。

日々の出費で無駄なものはないでしょうか?

もちろん、日々の楽しみ…お気に入りの喫茶店に行くことなどを我慢するべきと言っているわけではありません。

例えば、あまり読んでいない新聞や、定期課金のサービスなど、多くの人はそのような不必要な出費を抱えています。

 
2.自分が好きなことを続ける

彼らにとって、曲を書いたり、演奏したりすることは、人生を通して続けられるくらい「好きなこと」でしょう。

当然好きなことでなければ長続きはしません。

では、これを投資に活かそうとしたらどうなるでしょうか?

それは投資の中で好きなものを見つける、見出すことです。

例えば、定期的に入ってくる配当でコツコツ資産を積み上げることや、将来に希望を見出してくれるテクノロジー銘柄の事業内容を調べることなどです。

好きになれるものを見つけることができれば、ただ必要に迫られて投資をするよりも、長期的に取り組むことができますし、何より投資自体が楽しくなるはずです。

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3.「コンフォートゾーン」を出てみる

コンフォートゾーンとは、ストレスを感じることのない居心地のいい環境や精神状態のことです。

ローリング・ストーンズはロックンロールのスターですから、プライベートで公共の場に出づらいことが多いでしょう。

実際、何年もの間、ミックはホテルの外に足を踏み出すと、群がられると嘆いていました。

しかし近年、コンサートで訪れた都市を楽しんでいます。

例えば、彼はノースカロライナ州のバーで一人でビールを楽しんでいました。

そして、周りに気づかれることなく、穏やかな時間を過ごしたのです。

人の目につかないコンフォートゾーンから出た結果、今まで得られなかった余暇の時間を手にしたのです。

そして、私たちにとっても、コンフォートゾーンから出ること、つまりこれまで避けていたことに挑戦することは、人生にプラスの影響を与える可能性が高いと思います。

例えば、

未だ行ったことのない場所へ旅行すること、店に異なるルートを使って行くこと、ボランティアをすること、異なる趣味を試すこと、新しく人と出会うこと…

これらの経験はあなたの人生を豊かにし、あなたの心を鋭く保つのに役立ち、そして多くの場合、素晴らしい経験を生み出します。

投資に関しても、同じことをするべきです。

新しいアイディアについて学ぶことで、お金を節約したり、資産形成を加速するヒントを得たり、投資におけるミスを避ける知識を得られたりすることに繋がるでしょう。

もし、あなたがまだ投資をされたことがなければ、投資自体が「コンフォートゾーンを出ること」かもしれませんね。

 

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今日はローリング・ストーンズから学べる3つのこと

1.コストを気にする

2.自分が好きなことを続ける

3.「コンフォートゾーン」を出てみる

についてご紹介しました。

このお話があなたの投資のお役に立てば幸いです。
 

~編集部コメント~

今回3つの投資に活かせるヒントをご紹介しましたが、その中の1つに投資に「好き」を見出すことがありました。

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「どうやって好きなものを見つければいいかわからない…」

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Marc Lichtenfeld(マーク・リクテンフェルド)

Oxford Club チーフ・インカム・ストラテジスト。ウォール・ストリートを含め25年の経験のある配当投資の専門家。「Get Rich with Dividends(邦題:日本人の知らない秘密の収入源 年100回配当投資術)」著者。2013年に配当投資の専門誌Oxfordインカム・レターを創刊し、世界中に読者を持ち有料購読者は8万人を超える。FOX、CNBC、Forbesなどの有名メディアはもちろん、BloombergやBarrons、The Wall Street Journalといった権威ある金融専門メディアにも多数出演。 マークの記事一覧 ≫

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