誰でも、重大な決断をする時にはギリギリまで悩むものです。
株式投資で言えば、最後の最後まで
今、この株を買うべきか、売るべきか、それとも何もしないか
と悩んでしまいますよね。
そんな時、多くの投資家が無意識のうちに
売買の判断に用いているものがあります。
それは、直感です。
直感は投資家が認識している以上の力を発揮する可能性がありますが
投資判断に用いる際に気を付けておいた方がいいことがあります。
今日はそれを知るきっかけになった、私の体験談からお話ししましょう。
＝＝
2019年の秋のこと。
別の家に住む、家族が病気になりました。
それも、病気によって身体が弱ってしまうだけでなく、
精神的な面でも弱ってしまっているようでした。
普段は賢明な彼女なのですが、
受け答えがぼんやりしてしまっていたのです。
最初私は、彼女の身体的な健康のことを心配していましたが、
それだけでなく、
「詐欺に遭いやすくなっているのではないか？」
という心配もするようになっていました。
なぜなら、現代の詐欺は巧妙さを増していて、
どんな健康な高齢者でも引っかかる可能性が高くなっているからです。
しかし、このことについてよく考えてみると、ある疑問が生じます。
高齢者は若者よりも知識や経験が豊富なはずなのに、
なぜ詐欺に引っかかってしまうのか？
それには生物学的が理由がありました。
カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の研究によると、
高齢者は「直感」を司る脳の動きが低下しているというのです。
直感とは、
「この人は”何となく”信頼できなさそう…」
「この人は隠し事や嘘をついている”ような気がする”…」
といった、明確な根拠はないにしても、警戒心を与えてくれるものです。
ある種の危険察知能力と言えるでしょう。
しかし、年をとるにつれてこの直感が衰えていき、
逆にポジティブな思考や記憶が強くなるというのです。
つまり、
「この人は困っているらしいし、信頼できそうだから助けてあげよう」
と、誰かを信じやすくなるのです。
結果として、このような傾向につけ込んだ詐欺のターゲットになってしまうわけです。
実際、米国では高齢者を狙った詐欺が後を絶ちません。
そしてその多くの場合で、
被害者は起きていることを黙っておくように言いくるめられます。
結果、家族や知人に相談することもできずに、一人で問題を抱え込んでしまうのです。
このように、高齢者が詐欺のターゲットになりやすいのは、
加齢による脳の変化が原因だったのです。
なので、知識や経験の豊富さは問題ではありません。
では、加齢に抗う術はないのでしょうか？
そんなことはありません。
この「歳をとると人を信じやすくなる」という事実を覚えておくのです。
そうすれば、例え直感が鈍っていても、警戒心や疑問を持つことができるかもしれません。
直感を投資判断に用いる際にも同じことが言えます。
「私の直感は、ここは買いだと言っている」と思っても
一旦、立ち止まって考えてみるのがいいでしょう。
それが、あなたの資産を守ることになるのであれば
決して無駄なことではないと思います。
P.S.
～編集部コメント～
直感に従って投資判断する前に、役立つ情報があります。
それが、マークが毎月執筆しているOxford インカム・レターです。
お勧めの銘柄が掲載されているだけでなく
市場や銘柄の分析、お勧めの理由、気をつけるべきことなど
あなたの投資判断のお役に立つ情報が満載です。
そんなOxford インカム・レターは
こちらです。
P.P.S
今回の記事はいかがでしたか？
あなたの資産形成に少しでもお役立ていただければ幸いです。
Oxford クラブでは、このような記事を33万人のメールマガジン会員様に毎日無料でお届けしております。
公式サイトからでも1週間にお届けする7つの記事のうち4つはお読みいただけますが、3つはメールマガジン会員様に宛てたものとなっております。
毎日2分メールをお読みになるだけで、少しずつ米国株による資産形成のコツを身に付けていただけるでしょう。
ちなみに…メールマガジン登録者様にはもれなく『永久に持っておきたい6つの米国株レポート』も無料プレゼントしています。
株式投資というと、「いつ買うか？」というタイミングが大事というイメージが一般的…ですがこの6つは「いつ買ってもいい」銘柄です。
しかも「いつ売るか？」に頭を悩ませることも不要…「持っておく」だけで資産が積み上がることが狙える6つの銘柄を6,200株以上の中から厳選しました。（それが「永久」の由来です）
メールマガジンをお読みになって米国株のコツがつかめてきた頃、投資をする余裕が出てきた頃などなど…
あなたのタイミングで投資をご検討されてはいがかでしょうか？
投資リスクの低いものをお選びしているので米国株投資の初心者にもオススメです。
