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金融リテラシー | 今こそ始める「普通の人がミリオネア」になる方法


資産100万ドル時代の到来とその裏側


アメリカの中央銀行(FRB)の最新レポートによると、アメリカの平均世帯純資産が初めて「100万ドル(約1億5千万円)」を超えました。
※1ドル150円で換算

2019年の74万9,000ドルから、なんと34%もの増加です。

この間、インフレも大きく進みました。

それでも、インフレ調整後の「実質」平均資産は23%のプラス。

これはFRBの「家計の金融状況調査」によるものです。

特に、新たに“ミリオネア(資産1億円超)”となった方にとっては、喜ばしいニュースでしょう。

お金があると、選択肢が広がります。何より、「どう生きるか」を自分で選べる自由が手に入ります。

しかし、アメリカの富の増加に怒りを感じている人もいます。

なぜでしょうか?理由のひとつは「豊かさは格差を生む」からです。不公平だと感じる人も多いのです。

ですが、本当にそうなのでしょうか?

この現象を深掘りしてみましょう。

平均資産が100万ドルを超えたとはいえ、実際のところは「一部の超富裕層」たとえば、数百万ドルや数十億ドルの資産を持つ人々が数字を押し上げています。

統計によると、資産が100万ドルを超えるアメリカ人は約1,600万人。

全体のわずか12%ほどです。

その中で、800万世帯はマルチ・ミリオンの資産を持っているそうです。

こうした家庭は年収も高く、だいたい15万ドル~25万ドル(約2,200万円~3,600万円)の範囲にあることが多いようです。

しかし、それだけではありません。

中流家庭でも“資産1億円超”の仲間入りをしている世帯が数多く存在します。

では、彼らは他の中流家庭と何が違うのでしょうか?

それは、お金との向き合い方です。


富を築く者と築けない者の違い


高金利の借金を早めに返済し、IRAや401(k)(日本で言う個人型年金制度)に積み立て、住宅ローンを着実に返済して資産化し、そして株式市場では平均以上のリターンを得ているのです。

ここ数年は、特にアメリカ人の貯蓄額がコロナ前の水準を大きく上回りました。

その背景には、コロナによる救済支出や給付金、そして外出自粛によってお金を使う場がなかったことなどが影響しています。

その結果、貯蓄は増え、金利も上昇。

マネーマーケットファンド(安全性の高い短期運用型の資金)が、過去最高の約6兆ドル(約870兆円)に達しました。

これらは良い流れです。ただし「貯めていた人にとっては」。

住宅価格も上がっています。これもまた「持ち家のある人にとっては」プラス。

株価も2019年と比べて大きく上昇しました。これも、直接的あるいは投資信託やETFを通じて株を保有している、61%のアメリカ人にとっては良い知らせです。

つまり、ミリオネアの急増は、政府の支援も関係していますが、それ以上に「個人の判断」がカギとなっているのです。

もちろん、収入が少なすぎて貯蓄どころではない方もいます。そうした方々には、しっかりと寄り添い、サポートが必要です。

ただし、十分な収入がありながら、ブランド品を買い、最新の車に乗り、外食を重ね、気分でお金を使っている人たち…彼らは「貯めない」という選択をしてきたとも言えます。

言い方を変えると、「種をまかなかった」ということ。

投資とは、種をまくことに似ています。

小さなドングリがやがて大きなオークの木になるように、少額の投資でも、長い時間をかけて“複利”の力で資産は大きく育っていきます。

だからこそ、コツコツと貯めて投資を続けた人たちは、ますます豊かになり、一方で、それをしてこなかった人たちは取り残されていくのです。


【まとめ】富の格差と経済的自立への道


しかし、「不平等=不公平」とは限りません。

ミリオネアになる、あるいはそこから資産をさらに増やすために必要なことは、

▼資産を増やす方法

  • 働く
  • 貯める
  • 投資する
  • 複利を活かす

この4つだけです。もちろん、規律と忍耐は必要です。

けれど、今はまだ「貧しい」と分類される人の中にも、将来リッチになる人はたくさんいます。

私自身、20代のころは職も安定せず、貯金もなく、保険にも入っておらず、投資経験もゼロ。まさに資産ゼロの状態でした。

しかし、周りを見渡すと、友人も隣人も似たような状況でした。

それが、時とともに変わっていったのです。実際、調査によると、このような変化は珍しいことではありません。

たとえば、35歳未満の世帯でミリオネアはわずか1%ですが、55歳から64歳になると、5世帯に1世帯以上がミリオネアになります。

中には5億円以上の資産を持つ人も、10人に1人いるのです。もちろん、今もアメリカでは経済的に苦しい人がたくさんいます。

ですが、その中の多くは「方向性」と「具体的な行動計画」が欠けているだけかもしれません。

私たちは、そんな方々のために、しっかりと道筋をご提供しています。ミリオネアの数は過去最高を記録しています。

そして「次は自分も」と願う人たちは、それ以上に多いはず。

もしあなたもそのひとりなら、どうかこれからも私たちと一緒に歩んでください。

Oxfordクラブが掲げる「経済的自立への道筋」を、これからもお伝えしていきます。

P.S.

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Alexander Green(アレクサンダー・グリーン)

Oxford Club チーフ・インベストメント・ストラテジスト。金融・投資関係の4冊のベストセラーの著者で、40年のキャリアがある。米国で金融・投資のニュースレターであるOxfordキャピタル・レターを20年以上執筆しており、ハルバート・ファイナンシャル・ダイジェスト社はこのニュースレターをここ10年以上もの間、最もパフォーマンスの高い投資ニュースレター・ベストテンに選出している。 アレックスの記事一覧 ≫

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