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誰にでもリッチになれる 10の方法

 

私は自他ともに認める本好きです。本棚は投資関連の書籍で溢れかえっています。

以前読んで面白かった本を、しばらくしてからもう一度手に取ることもあります。

ある雨の日の午後、億万長者の著名投資家、ケン・フィッシャー氏の著書「The Ten Roads to Riches」を読み返しました。

 

フィッシャー氏は、リッチになるには10通りの方法があるといいます。

宝くじの当選や莫大な遺産相続など、自分でコントロールできないことではありません。

その方法とは、どのようなものでしょうか?

 

1. 起業して成功する。


これが一番リッチになれる方法です。
ビル・ゲイツ氏、チャールズ・シュワブ氏、サム・ウォルトン氏、ジェフ・ベゾス氏、イーロン・マスク氏らが代表例です。

彼らほどの成功を収めるのは難しいかもしれませんが、そこまで大きく成功する必要もありません。

自分が暮らす地域でニーズがある製品やサービスを提供することでリッチになることは
ある程度の時間と労力をかければ十分に可能です。

(水道工事業を始めたりするビジネスでいいのです。)

 

2. 既にある企業のCEOになる。


マイクロソフトのCEOを務めたスティーブ・バルマー氏や、
AppleやNikeの元社長ティム・クック氏らが取った方法です。

通常、同じ会社に長年勤め続け経験を積むことが求められますが
やる気と野心さえあれば、それに見合うだけの報酬を得られます。

 

3. 天才とタッグを組む。


この方法は、ビジネス上の明確なビジョンを持つ人物に
自分の財産を紐づける形だといってよいでしょう。

チャーリー・マンガー氏にとってのウォーレン・バフェット氏
ジェフリー・スコール氏にとってのジェリー・ヤン氏がその例です。

とはいえ、これは非常に難しい方法です。

早い時期からある人物の先見性を見出し、その人物にとって価値あるものを提供し続け
決してその人の元を離れない。そう簡単なことではありません。

 

4. セレブになる。


セレブリティがリッチなのは誰もが知るところです。
ただ、世界的アスリートや人気歌手、あるいはジョージ・クルーニー氏ほどの容姿でも持ち合わせていない限り、目指さない方が賢明でしょう。

「インフルエンサー」になることは夢ではないかもしれません。
ですがこの地球上には80億人を超える人口が暮らしています。競争は熾烈です。

 

5. 玉の輿に乗る。


浅はかに聞こえるかもしれませんが、ウォール・ストリート・ジャーナル紙の世論調査によると
全女性の3分の2が、「非常に」あるいは「何があってもぜひ」リッチな相手と結婚したいと答えています。

男性の約半数も、リッチな女性と結婚したいと回答しています。にわかには信じられませんが。

 

6. 合法的にお金を盗む。


「合法的にお金を盗む」というのは、実際にはお金を盗むわけではありません。
これは、法律を使ってお金を稼ぐ方法のたとえ話です。

例えば、弁護士は法律の知識を使って、人々の問題を解決し、その代わりにお金をもらいます。
中には、弁護士を英雄のように考える人もいますが、他の人は彼らを金儲けだけを考える人たちだと思っていることもあります。

フィッシャー氏は、弁護士がたくさん関わる人生は良くないと言っています。これは、問題が多い人生を意味していて、多くの弁護士が必要になるからです。

でも、もしあなたが弁護士になりたいなら、ロースクールに行って司法試験に合格することは可能です。
これは、勉強して頑張れば、法律の専門家になれるということです。

 

7. 人のお金を使う。


超富裕層への階段を上る、最も一般的な方法です。
銀行員、保険会社、投資信託運用者、ヘッジファンド・マネージャーから、個人資産の運用者に至るまで、他者の資産を預かり運用することで、富を築いています。

 

8. 将来の収入源を生み出す。


このシナリオは、本、映画、舞台などを創り出し、長期的な印税収入を得るというものです。
ただ、成功する可能性は低いでしょう。

フィッシャー氏は、この方法を試すのであれば「弁当箱を思い浮かべるとよい」と述べます。
スパイダーマンやスター・ウォーズなど、弁当箱のキャラクターになるようなヒット作は、大きな収益を生み出します。

 

9. 不動産で収益を得る。


多くの米国民は不動産でリッチになっています。この流れは今後も続くでしょう。

人気エリアの優良物件を厳選することが鍵です。

 

10. 「より多くの人が通る道」を行く。


Oxfordクラブがここに該当します。

収入を最大限に増やし、支出を抑え、差額を貯蓄に回し、賢く規律ある方法でポートフォリオを運用していくことです。

普通の人々がリッチになるには、
「より多くの人が通る道」をたどるのが最善です。

私たちの多くは、起業してビジネスを成功させるために必要な時間や元手、経験を持ち合わせていません。

ですが、資本主義の本質である株式市場を通じて、企業の一部を所有することはできます。

時間がかかるのは確かです。ですが、それが長期的な資産形成への一番確実な道です。

また、ここで挙げているのは高所得者層だけに開かれた道というわけではありません。

フィッシャー氏の運用会社が対象とするのは、運用金額が7,500万円以上の顧客だけですが、彼らの多くが元々は中流階級の労働者だったのです。

フィッシャー氏はこう記しています。
「もしあなたが本当に社会活動や、幼稚園の先生や裁縫が好きなら、それはそれで構いません。
ただ、倹約を徹底してください。誰にでもできます!私の顧客には、元郵便配達人、教師、警官などが含まれます。皆やり遂げたのです。倹約を!」

これは魔法ではありません。ただ身の丈に合った生活をし、節約すればいいだけです。

「モカ・キャラメル・トリプル・ラテを注文するのはやめましょう。」とフィッシャー氏は言います。

「クレジットカードの借入額を返済する。デザイナーズブランドは買わない。中古車に乗る。家で食事をし、外食を減らす。簡単なことだ。しかし、これができない人もいる。」

あなたが倹約生活をできるなら、リッチな億万長者になれる可能性は高いでしょう。

できないのであれば、働き方を見直し、収入を増やすべきだとフィッシャー氏は述べます。

ぜひ上記1~10を、参考にしてみてください。

 

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Alexander Green(アレクサンダー・グリーン)

Oxford Club チーフ・インベストメント・ストラテジスト。金融・投資関係の4冊のベストセラーの著者で、40年のキャリアがある。米国で金融・投資のニュースレターであるOxfordキャピタル・レターを20年以上執筆しており、ハルバート・ファイナンシャル・ダイジェスト社はこのニュースレターをここ10年以上もの間、最もパフォーマンスの高い投資ニュースレター・ベストテンに選出している。 アレックスの記事一覧 ≫

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