経済的幸福の「ブルーゾーン」
前回のメルマガで、ダン・ベトナー氏が行った、
世界で最も幸せで長生きしている人々が住む「ブルーゾーン」に関するエキサイティングな新しい研究についてお話しました。
そして、お金が必ずしも満足で長生きする人生に必要ではないが、
確かに損にはならないと締めくくりました。
経済的価値観と人間関係
例えば、ギャラップとシェアケアの調査では、
経済的な問題がないと答えた人の90%近くが、配偶者やパートナーとの関係は良好だと答えています。
一方、経済的な問題があると答えた人のうち、幸せな関係を築いている人はわずか60%にとどまりました。
重要なことは、彼らが裕福かどうかは関係なかったということです。
お金のトラブルは人間関係のトラブルを生みます。
例えば、一方が買い物好きで、もう一方が節約家という夫婦を何組も見てきましたが、これは最悪の組み合わせです。
私の知り合いは、一方が退職金で新しいボートを買うか、キッチンをリフォームしたいと言い、
もう一方はそうではないと強く思っていました。
そして夫婦関係はそこから決定的に悪くなったのです。
お金の考え方の相性、少なくとも関係を悪化させないのための妥協は、夫婦円満の前提条件のようです。
お金の問題で口論したり心配したりするのは有害です。ストレスと対立を生むからです。
しかし、家計が適切に管理されていれば、人間関係は改善されるでしょう。
経済的自由と健康
また、別の研究によれば、多くの場合、富と肥満には逆の関係にあるようです。経済的な豊かさは、スリムな体型を保つのに役立つことさえあるのです。
(肥満は、高血圧、心臓病、糖尿病、脳卒中、認知症、がんの一部と高い相関関係があるため、重要な考慮事項ですね)。
しかし、この種の調査で最も長期にわたって実施されている2020年退職信頼度調査では、快適な退職生活を送るのに十分な蓄えがあると答えた労働者はわずか27%でした。
(実際、現在の退職者のうち、十分な蓄えがあると自信を持っているのはわずか30%です)。
米国人の37%が400ドル未満、58%が1,000ドル未満の貯蓄しかない実態を考えれば、これは驚きではありません。
しかし、米国人の3分の2近くが、緊急のために貯蓄をしていない、ましてや30年間も老後のために貯蓄をしていないのは問題です。
経済的に自立するために必要なこと
経済的に自立するために必要なことは次の3つだけです。
1.「複利」運用するとお金がどうなるかについての基本的な理解
2. 定期的な貯蓄と投資をする決意
3. それを実行するためのルール
例を挙げましょう。
25歳までは、家賃や生活費を賄うのがやっとかもしれません。
しかし、25歳から毎月2万円をS&P500種株価指数のインデックス・ファンドに投資し、市場の長期平均年間リターンと同じ10%(非課税)のリターンが得られたと仮定します。
配当を再投資すれば、65歳までに資産は1億2232万円になるのです。
無一文から億万長者になるのに必要なのは、月2万円だけなのです。
米国国勢調査局によると、2021年の米国の世帯収入の中央値は約990万円*でした。
(*1ドル=140円換算)
つまり2万円で、平均的な世帯が40年後に億桁の大台に乗せるには、収入のわずか2.8%を貯蓄するだけです。
仮に毎月1万円しか貯蓄できなかったとしても、40年後には6,116万円に成長します。
貯蓄、投資、複利運用で資産を構築すること。
これは、とても簡単なことですが、多くの人はスタート地点から一歩も踏み出せないままです。
なぜでしょうか?
その理由のひとつは、必要なものがすべて満たされた後に貯蓄を始めたらいいと決めている人が多すぎるからです。
それではうまくいきません。
私たちは素晴らしい自由市場システムの中で生きています。そこでは、すぐに買いたくなってしまう魅力的な新製品やサービスに溢れています。
家族の欲求がすべて満たされた後に貯蓄を始めるつもりなら、いつまで経ってもスタート地点に立てないでしょう。
経済的自由がもたらすのは、安心や安全だけではありません。
ダン氏の研究が明らかにしたように、あなたの健康と幸福も、お金の管理にかかっているかもしれないのです。
P.S.
〜編集部〜
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