ビットコインは“革命”or“バブル”?
テクノロジー企業に投資する人なら、誰でも知っているように、優れたイノベーションは莫大な利益を生み出します。
今日は、過去10年間で最も話題になった2つのイノベーションと、それらが投資家にもたらした素晴らしいリターンについて見てみましょう。
2つのイノベーション、
それは・・・
「ビットコイン」と「iPhone」です。
2007年6月29日、最初のiPhoneが発売されました。
これはすぐにヒット商品となり、アップル(Nasdaq: AAPL)は、初年度に140万台以上を販売しました。
その後、同社は22億台以上を売り上げています。
この携帯電話の最も画期的な点は、その機能です。
ユーザーは、何百万ものアプリをたった一台の携帯電話にダウンロードできるようになったのです。
アプリだけではありません。
時計、マイク、電卓、カメラ、GPS、ウェブブラウザ、本、ゲーム、映画、音楽など、さまざまな機能が付いています。
現在のスマートフォンは、実質的には30年前に10億円の価値があるスーパーコンピューターを、数万円でポケットに入れて持ち運び使えるようにしたものなのです。
iPhoneとその競合製品は、まさに世界を変えたといっても過言ではありません。
また、この機器は、アップルの株主に大きな利益を生み出しました。
アップルが初めて携帯電話を発売して以来、同社の株価は30倍に成長しています。
16年弱で30倍というのは、世界的に見ても驚異的なパフォーマンスです。
一方、ビットコインがもたらした長期的なリターンは、アップルのリターンを上回っています。
ビットコインの上昇は、世界の歴史上、どのような種類の資産の動きとも異なるものです。
確かに、現在のビットコインの価格は、史上最高値をつけた2021年11月から、約3分の2も下落しています。
しかし、
「暴騰した!」「暴落した!」と、
価格だけに目を向けるのではなく、ビットコインの中身を見ていくことが重要です。
ビットコインは、サトシ・ナカモトというペンネームを使った無名の人物(あるいは人物たち)によって作られました。
透明性が高く、ウイルスに強い電子決済システムで、通貨に革命を起こすというものでした。
ビットコインは2,100万枚に限定され、ブロックチェーン(不変の分散型公開台帳)によって運営されています。
政府によって操作されることのないビットコインの目的は、銀行や他の大手金融機関から権力を奪い、それを一般人に与えることでした。
ビットコインは2010年7月、わずか0.0008ドルで取引を開始しましたが、その月の終わりには、すでに100倍の0.08ドルにまで上昇していました。
2011年2月9日、ビットコインは大躍進を遂げ、初めて1ドルを超えて取引されます。
その後、10年間で600万%以上(これは誤植ではありません)上昇し、大暴騰となったのです。
その後、その価値の約3分の2を失いました。ですが、別の角度から見てみれば、ビットコインは、過去12年間でまだ200万%以上上昇しているのです。
少し考えてみてください。
スティーブ・ジョブズ氏率いるアップルは、スマートフォンを生み出し、世界中の知識を指先に置き、生産性の波を解き放ち、私たちの生活様式を変えました。
この間、株主は多くの浮き沈みを経験しましたが、彼らはその30倍の利益を得るなど、十分な恩恵を受けてきました。
ビットコインの歴史は約13年と、それほど長くはありません。
そして、その流れに乗ってきた投資家もまた、多くのボラティリティを見てきましたが、それでも2011年以来、200万%も上昇しているのです。
これは驚異的としか言いようがありません。
さて、無から有を生み出すビットコインは、私たちが生きている間に起こった最も驚くべき技術革新なのでしょうか?
それとも、私たちは異次元の金融バブルを目撃しているだけなのでしょうか?
このテーマについての私の見解をすでにあなたはご理解いただいていると思いますが…
詳しくは次回のメルマガで説明することにします。
アレックス
P.S.
ビットコイン急騰時に、話題となった“億り人”。
“億り人”とは、「億単位の資産を築いた投資家」のことです。
イノベーションを起こす企業への投資は、“億り人”になれる可能性が十分にあります。
私は、日々、
次のイノベーションを起こす企業を探し出し、毎月、Oxford キャピタル・レターにて情報をお伝えしています。
あなたが“億り人”になれるように、そして長期的な資産形成のお役に立てるように、そんな思いで執筆しています。
P.P.S
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