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「超小型株」は今が買い時?

昨年、多くの投資家は長期的に株式を保有して、分散化されたポートフォリオを構築することが改めて重要だということが分かったと同時に、短期的には大きなボラティリティに耐えなければいけないということを思い知ったことでしょう。

そしてテスラ(Nasdaq: TSLA)やアマゾン(Nasdaq: AMZN)など、誰もが話題にする人気銘柄が、必ずしも最高の投資先とは限らないことを再認識させられました。

この教訓から、「投資をする際、その株が割安になっているかどうか」ということが最も重要だとわかります。

事実、2022年に最も持ちこたえたのは、株価収益率(PER※)が低く、高配当の銘柄でした。

※PER
株価が1株当たり純利益の何倍の値段が付けられているかを見る投資尺度。
数値が低い方が割安な株価であると判断される。

2022年、最も割安なセクターの一つであるエネルギー株が、最も良いパフォーマンスを示したのです。

昨年、S&P500種株価指数が18%下落したのに対し、エネルギーセクターは58%上昇しました。

もちろん、投資家にとって2022年はすでに過去の出来事で、今、大切なのは、これから起こることに目を向けることです。

私は、小型株、特に超小型株(小型株の最小単位)が最も上昇する可能性があると、このメルマガや他の場所でも伝えてきました。

そして、特に、「今が買い時」だということです。

その理由は大型株に比べて、小型株が割安になっているからです。

 

ではまず、『そもそも小型株は長期的に見て、市場全体より良い成果を出してきたのかどうか』ということを検証することから始めましょう。

ペンシルバニア大学ウォートンスクールのジェレミー・シーゲル博士は、投資の古典「株式投資 長期投資で成功するための完全ガイド」の新装版で、1926年から2021年までの小型株の年間リターンは11.99%、S&P500種株価指数は10.35%だったと明かしています。

この1.64%という小さいように思える数値ですが、別の見方をすると驚きの事実が見えてきます。

まず1926年にS&P500種株価指数に投資した1万ドルは、2021年まで配当を再投資した場合、1億1,570万ドルになっています。

これを見ると、非常に魅力的な投資先に思えてきます。

しかし、同じ期間に同じ金額を小型株に投資した場合、世界恐慌を含む期間では、4億6,990万ドルにまで膨らんだのです。

S&P500種株価指数の4倍のパフォーマンスです。

つまり、長期的に見ると、小型株は、最も成功した大型株よりもはるかに多くのリターンを得ることができたのです。

そして、私は、確かな成長をしながらも、非常に安価になっている小型株・超小型株を何十社も見つけ出してきました。

今日はそのうち3つを紹介させてください。

1- バイオテクノロジー企業

ある日、私は、慢性神経筋疾患と神経疾患の患者のための治療法を開発しているフロリダのバイオテクノロジー企業を推奨しました。

その企業が、売上高が46%、1株当たり純利益(EPS)が78%増加したことに注目したのです。しかも、その株は非常に割安でした。

3か月後、S&P 500種株価指数は8%の上昇にとどまっていますが、この小さなバイオテクノロジー企業は49%も上昇しています。

2- EV用充電スタンド運営企業

また私は、米国と欧州で20万台以上の電気自動車用充電スタンドを運営している企業を推奨しました。

私は、直近の四半期に売上高が93%も急増し、業績も10%以上の差でウォール街の予想を上回ったことを指摘しました。

しかし、株価は2年前の4分の1で売られていました。

私が推奨して以来、この株は25%上昇しました。一方、同期間の S&P 500種株価指数の上昇率は3%にとどまっています。

3- デジタル金融サービス企業

他にも私はサンフランシスコを拠点とするデジタル金融サービス企業を推奨しました。この企業は、何百万人もの顧客が投資目標を達成し、経済的自立を達成する手助けをしてきました。

その株は5ドル以下で売られていましたが、売上高は前年比で51%、調整後利益は332%上昇していたのです。

そして同社は、直近の第4四半期において、売上高と業績ともにウォール街の予測を軽々と超えています。

そして同社の株価は、わずか2週間で24%も上昇しています。

 

ウォルマート(NYSE: WMT)やコカ・コーラ(NYSE: KO)のような巨大銘柄や、アップル(Nasdaq: AAPL) やマイクロソフト(Nasdaq: MSFT)などの代表的なテクノロジー銘柄では、この種の短期利益はあり得ません。

2023年に大きな利益を得たいのであれば、これが私のアドバイスです。

「株式ポートフォリオの大半を、堅実な優良銘柄に投資すること」

「そして、割安になっている急成長中の小型株も、ポートフォリオに組み込むこと」

これらは、今年、最も高いリターンをもたらす可能性が高いと言えるでしょう。

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Alexander Green(アレクサンダー・グリーン)

Oxford Club チーフ・インベストメント・ストラテジスト。金融・投資関係の4冊のベストセラーの著者で、40年のキャリアがある。米国で金融・投資のニュースレターであるOxfordキャピタル・レターを20年以上執筆しており、ハルバート・ファイナンシャル・ダイジェスト社はこのニュースレターをここ10年以上もの間、最もパフォーマンスの高い投資ニュースレター・ベストテンに選出している。 アレックスの記事一覧 ≫

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