なぜ「エネルギー株」に投資すべき?
「なくなって初めてそのありがたみに気がつく」とよく言われるのはその通りで、これはエネルギーについても言えることです。
電気のスイッチを押せば照明がつきますよね。キーを回せば車が動いて、エアコンをつければ部屋は涼しくなります。それがなくなった時、私たちはいかに安全で信頼できるエネルギーに依存してしまっていたかということに気付かされるでしょう。
日々の暮らしの中でエネルギーのありがたさを忘れてしまえば、エネルギーがなかった昔の暮らしと比べて、いかに現在が恵まれているかということを十分に認識することはできません。
例えば、およそ2000年前のローマの政治家キケロが、米国シャーロッツビルにある米国第3代大統領トーマス・ジェファーソン(1743 – 1826)の邸宅を訪ねたとしましょう。
この時、キケロはどうやって訪問するでしょうか?
まずキケロはジェファーソンに手紙を送り、訪問の意図を伝えるでしょう(200年前の大西洋横断の郵便事情を考えると、手紙の前に本人が到着してしまうかもしれませんが)。
そして馬で地中海の港に向かい、風を切って木造船で米国へ渡るでしょう。その後は馬に乗ってシャーロッツビルに到着し、山頂の家で暖をとりながらろうそくの光で読書をしているジェファーソンを見つけるのです。
何が言いたいのかというと…
2000年近く経っていても、ジェファーソンのような貴族は古代ローマ市民と同じような生活をおくっているということです。
これは、人類の歴史は長い上り坂のように一定に進歩してきたと考えることが、いかに間違いであるかを物語っています。
私たちの生活が本当に良くなったのは、科学の出現とエネルギーの利用に成功した時からなのです。
エネルギーは産業革命の原動力となり、それは人類にとって革新的なことでした。
このことによって何十億人もの人々が救われ、寿命は2倍に延び、極度の貧困に陥ることも減っていきました。そして、機械によって人間は汗をかき、惨めさを感じることも少なくなったのです。社会が豊かになるにつれ、次第に快適な生活を送れるようになっています。
エネルギーは私たちを先祖よりも豊かに、安全に、健康に、そして自由にするために、計り知れない役割を担ってきたのです。資源セクターで働く人々、そして彼らに資金を提供する投資家が、私たちの豊かな生活を可能にしています。
だからこそ、エネルギー関連株は株式ポートフォリオの中で重要な位置を占めるにふさわしいと言えるのです。
しかし膨大なエネルギー消費にはマイナスな側面もあります。化石燃料は廃棄物を生み出し、環境を破壊します。炭素の排出は大気中に閉じ込められてしまいます。
しかし一部の人々は、全体像が見えていません。つまり、本当のことを理解していないのです。
これは環境保護主義ではなく、心ない反企業主義です。
化石燃料がなければ、車も飛行機も、家の暖房も冷房も、スマートフォンもパソコンも使えません。
ブリティッシュコロンビア州から帰国したばかりの私は、数日間、大自然の中をハイキングし、私たちを支えている自然界の美しさと荘厳さに感動しました。その2週間後には、友人たちとオレゴン州ベンド周辺の森を散策しました。
私は気候変動が現実のものであり、人間が排出する炭素が大きな役割を担っていることは、もちろん理解しています。
しかし一部の著名な環境保護主義者の声は、逆効果であることを理解しなければいけないでしょう。気候変動問題を最終的に解決するのは科学的革新と資本主義であり、独善的に非難することではありません。
そしてエネルギー分野の最先端のトレンドに乗る投資家は、長きにわたって大きな利益を狙うことができるのです。
アレックス
P.S.
あなたもエネルギー株への投資を検討してみてはいかがでしょうか?
そしてもちろんこれから長きにわたって利益が狙えるのはエネルギー分野だけではありません。ヘルスケアも同じように人類にとっては欠かせない分野であり、長きわたってトレンドを形成してくれるでしょう。
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