投資情報 | ビットコインはどこへ向かう?

生き残るか、消えるか、暗号資産市場の分岐点
今、暗号資産の世界には冷たい風が吹きつけています。
そして、いまこの文章を読んでいるあなたは、
ウォール街がめったに語ろうとしない 「本音」 に触れる準備ができているはずです。
華やかなプレスリリースや、
いま暗号資産の世界は、まさに生き残るか、
ここで舵を切り間違えれば、
「採掘コストすら下回る価値のデジタル資産」を抱えることになりかねません。
半減期から始まる「500日の相場ドラマ」
暗号資産には 「4年周期」 があることはよく知られています。
ただ、そのサイクルをそのまま信じ込む人は、
とはいえ、
特にビットコイン (BTC) には、
それは、世界最大の暗号資産が、
多くの人が知るとおり、ビットコインには「半減期」があります。
半減期とは、4年ごとに、マイナー(採掘者)
これまでの半減期は、
- 2012年11月28日
- 2016年7月9日
- 2020年5月11日
- 2024年4月19日
でした。
そして次は2028年と言われています。
この半減期イベントは、たしかに相場の上昇を後押しします。
ただし──その効果には「有効期限」があることも事実です。
過去のデータを見ると、ビットコインは 半減期からおよそ500日後に価格のピークを迎える 傾向があります。
実際、今回の最高値12万6,198ドル(2024年10月6日)
2024年4月19日の半減期から535日後に記録されたもので
そして例年、このピークのあとには70%を超える大きな下落があ
もし歴史が今回も 「韻を踏む」のだとすれば、
私たちは今まさにこのサイクルの“エベレスト”
しかし、
では、私たちは何に注目すれば良いのでしょうか?
暗号資産の未来を左右する、たったひとつの数字
もうひとつ、私たちが注目すべき「ある数字」があります。
そしてその数字こそが、
11万2,000ドル。
これは、いまビットコインを1枚採掘するのにかかるコストです。
一方で、
その結果、マイナーの利益はほぼ消滅。
北米では電力網の不安定化や採掘難易度の上昇も重なり、
生産量は明らかに鈍りました。
そして、状況は大きく動き始めています。
戦略的撤退が進んでいるのです。
とはいえ、
もう採算が取れないから現金化して去っているわけではありません
彼らはむしろ、AI分野への転身を図って動いています。
つい昨日まで「ネタ扱い」されていたようなマイナー企業が、
いまではAI産業の有力プレーヤーへと変貌しつつあるのです。
かつては暗号資産の採掘一本だった企業が、
いまや“マイニング半分・AI向けクラウド半分”の二刀流企業へ
急増するAI計算需要を取り込み始めています。
そして、そこには本物の巨大マネーが流れ込んでいます。
たとえば 、アイリス・エナジー (Nasdaq: IREN) は、マイクロソフト (Nasdaq: MSFT) と97億ドル規模の契約を締結。
これは同社の2025年売上予測の3倍以上にあたり、
これは単なる棚ぼたではありません。
ウォール街が最も好む長期の安定収益そのものです。
結論から言えば──
- 「ビットコインこそ全てだ」と考える人も的外れ
- 「暗号資産は終わりだ」と言い続ける弱気派も的外れ
- ビットコインはこれからも上下を繰り返す
- チャンスはコイン以外にも存在する
それこそが AI企業へと進化しつつある ハイブリッド・マイナー企業。
彼らは、ただコインを積み上げるだけの古いビジネスを捨て、
10桁規模のAI契約を取りにいく存在へ変貌しつつあります。
別のチャンスが眠る場所
ビットコインが9万ドルを切った中、
「もっと下がるぞ!」
と声を荒げる評論家は山ほどいます。
しかし、彼らは気づいていません。
その裏で、ハイブリッド・マイナー企業が着実に 「安定収益」を積み上げていることを。
批判は相変わらず多いものの、
その雑音の向こう側にはまだほとんど知られていない大きなチャン
そう──
これから稼げるのはコインだけではありません。
「コインを扱う企業」です。
かつての暗号資産サイクルは、
しかし今は違います。
AIと暗号資産の双方を手がけるハイブリッド・
次の巨大な富を生み出す存在です。
【まとめ】大衆が気づく前に見抜くべきチャンス
そして歴史が示しているのは、たった一つ。
適応できない者は置き去りにされる、ということ。
そして今回の半減期後の環境は、前回とは全く違います。
ETFの巨額資金、
従来のような大幅下落が起きない可能性すらあるのです。
とはいえ、ここ1カ月ほど暗号資産市場に吹きつけている
「冷たい逆風」を無視するわけにもいきません。
しかし本当に重要なのは、
暗号資産が生き残るかどうかではない。
利益がどこで生まれるのか──
大衆が気づく前に、その場所を見抜けるかどうかです。
マシュー・カー
〜編集部〜
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