
私は配当株に関して、重要なルールを一つ持っています。
それは、「配当を減らす企業は持たない」こと。
理由は主に3つあります。
❶一度減配した経営陣は、再び減配する可能性が高い
配当を減らすということは、経営陣が「配当は神聖なものではない」と
考えている証です。
一方で、全力を尽くして何十年にもわたり増配し続ける、
あるいは一度も減配せず安定した支払いを続ける経営陣も存在します。
彼らは事業への自信と、高い業績基準を市場に示していると言えるのでしょう。
仮に、10年、20年、30年と安定した配当実績を持つ企業が、
急に減配するようなことがあれば、
「この企業には何か深刻な問題がある」
と受け取られてしまいます。
しかも、一度減配に踏み切ってしまうと、今後減配をするハードルが低くなります。
そして、徐々にそれが「当たり前」になってしまうのです。
❷減配企業の株価パフォーマンスは最悪
配当を減らした企業は、その後5年間でS&P500種株価指数を15ポイントも下回るパフォーマンスを記録しています。
さらに、配当を出さない企業よりも成績が悪い
というデータもあります。
その上、最もボラティリティが高いのです。

❸「減給」によるストレス
退職者にとって、投資から得られる配当収入は
生活の柱となることが多いものです。
そのため、減配や将来的に減配されるかもしれないという不安は、
大きなストレスとなります。
時には生活水準を変える必要に迫られることもあるでしょう。
もちろん、配当は永遠に保証されているわけではありません。
しかし、長期的に安定した配当実績と増配を続けてきた企業であれば、
そのような不安やストレスに悩まされることなく、安心して眠ることができるのです。
【まとめ】安眠するために
減配企業の特徴:
- パフォーマンスが悪い
- リスクが高い
- あなたの財布の中身を減らす
- 悪い流れをそのまま続ける傾向がある
つまり、ポートフォリオに減配企業を加えるべき正当な理由など、ほとんど存在しないのです。
P.S.
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