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投資情報 | 賢い投資家が気づき始めた「甘い市場」


AI・暗号資産に次ぐ、新たな投資先


不気味なものが近づいています…

ですが、それは幽霊やゾンビなどではありません。

実は大きな儲け話が近づいているのです。

しかもその利益は、眠っている投資家を横目に、
「お菓子メーカー」へと静かに流れ込んでいます。

この前終わったばかりのハロウィンもそうでした。

ハロウィンは、多くの投資家が気づいていないだけで、
実はクリスマスに次ぐ消費シーズンなのです。

そして安心してください。

ハロウィンが終わっても、この甘い利益の波は、
しばらく続いていきます。

  • ハロウィン
  • 感謝祭(11月27日)
  • クリスマス
  • イースター(復活祭)

と、まだまだお菓子が売れるシーズンが続くのです。

つまりこれは、
「暗号資産やAIとは一味違う投資テーマ」
を探している人にとって、かなり面白い選択肢になります。


お菓子バブルが経済を動かす


米国では、ハロウィンはもはや子ども中心の行事ではありません。

今では、年間131億ドル(約2兆円)規模の巨大なイベントに成長しています。

2015年には69億ドル(約1兆円)だった市場が、
今年2025年は、2倍近くの131億ドルにまで広がっています。

※1ドル=150円換算

 

  • インフレ
  • 関税
  • 政治不安

こうした要因に左右されず、
米国人は毎年この時期になると「お菓子関連の支出」を増やしています。

派手な仮装や飾り付けが注目されがちですが、
ハロウィンで一番売れるのは圧倒的にキャンディです。

この国では、98%の家庭がハロウィン用にキャンディを購入します。

その総額は、なんと39億ドル(約6,000億円)。

 

  • スニッカーズ
  • リース
  • キットカット

など…

誰もが知る定番商品が、
山のように売れるのです。

この短期間で、一部産業の年間売上を超えることも珍しくありません。

実際、ハロウィンで消費されるキャンディは、
2024年のお菓子市場全体のおよそ18%を占めています。

そして面白いことに─
購入されたキャンディの半分は、
子どもに渡る前に消えてしまうと言われています。

これは親がつまみ食いしているのではなく、
自分用にもう一袋買う人が多いためです。

「子どもの分と、自分の分」

という小さな行動が重なることで、
結果的に企業の売上は大きく押し上げられています。


ハロウィンから始まる、売上の波


そしてこれは、
ハロウィン当日の盛り上がりだけで終わる話ではありません。

ハロウィンは序章にすぎず、
この「お菓子バブル」は翌年4月のイースターまで続きます。

つまり、1年のうち半分が
お菓子が売れ続けるシーズンなのです。

2025年のキャンディメーカー各社の株価には違いがあります。

 

  • ハーシー (NYSE: HSY)
  • モンデリーズ (Nasdaq: MDLZ)

は、S&P500種株価指数を下回っていますが、

  • ネスレ (OTC: NSRGY) ADR
  • トゥッティーロール (NYSE: TR) 

は、勢いそのままに上昇中。

ただし、どの企業も共通して言えるのは、
ハロウィンからイースターにかけて続く需要
を株価が十分に反映仕切れていないということ。

今年は米国人の73%がハロウィンを祝っています。

1世帯あたりの支出は114.45ドルと過去最高。

インフレでお菓子の内容量が減っても、
人々は買うのをやめません。

なぜなら、
ハロウィンは理屈ではなく感情で動くイベントだからです。

そこにあるのは─

  • 子どもの頃の思い出
  • 家族で続けてきた習慣
  • ちょっとした特別感

といった気持ちが深く関わっています。

さらに─
米国では、ペットの仮装に8億6,000万ドルが使われています。

ダックスフントをホットドッグのコスチュームに
着せ替える飼い主がいるくらいです。
(ちなみに私もその一人です。)

そんな人たちが、キャンディをケチるわけがありません。


【まとめ】5か月続く「甘い利益」を掴むチャンス


現在ウォール街の注目はAIや関税問題に向きがちですが、
「お菓子市場」に静かに目を向ける投資家たちは
静かに動き始めています。

ハロウィンを制する企業を知っておけば、
これから5か月にわたって続くお菓子バブル
の恩恵を受けられるでしょう。

これは誇張ではありません。

131億ドル規模のビジネスチャンスが、
いま目の前に広がっているのです。

 

マシュー・カー

〜編集部〜

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Matthew Carr(マシュー・カー)

Oxford クラブ・ジャパンのチーフ・インベストメント・ストラテジスト。金融業界で20年のキャリアを持つ。 企業の中ではある一定のサイクルで株価が上下する銘柄があると言われており、マシューの専門はそのサイクルを見つけ出すこと。 彼の専門領域は石油・ガスといった伝統的な産業から、AI、5Gといった最先端テクノロジーなど多岐にわたる。 マシューの記事一覧 ≫

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