OxfordClubマガジン投資情報米国株入門米国配当株投資配当株投資金融リテラシー

米国配当株投資 | 投資で迷わない3つのコツ

妻と私は最近、『グッド・プレイス』というテレビ番組を見ています。

まだ見たことがない人がいたら、本当におすすめです。

死後の世界を舞台にしたコメディですが、演技も脚本も、非常に素晴らしい作品だと思います。

登場人物の一人であるチディは、とても優柔不断です。

ブルーベリーマフィンにするかバナナナッツマフィンにするか、そんなちょっとしたことでも何時間も悩んでしまいます。

もっと大事な決断になったら、もう大変です。

番組では特に名前は出てきませんが、こういう状態を「分析麻痺」と呼ぶこともあります。

データを分析しすぎて、間違った判断を恐れ、結局何も決められなくなってしまうのです。

投資家にも、これと同じことがよく起こります。

いくつかの投資信託やETFから一つを選ぼうとするだけで、頭がパンクしそうになる人は少なくありません。

そこで、投資で迷わないために、3つのコツをお話ししたいと思います。


いつも正しい判断ができるわけではないと知っておく


人生では、たくさんの投資選択をすることになります。

しかし、その全てが正解になるわけではありません。

私は『Oxford インカムレター』の読者にいつもこうお伝えしています。

「どんな株式のポートフォリオでも、ほとんどの銘柄は市場全体とだいたい同じような動きをする(多少の差があったとしても)。」

いくつかの銘柄は負け、いくつかの銘柄が大勝利する、というのが現実です。

全てにおいて正確な予測をする必要はありませんし、実際そんなことは誰にもできません。

本当に大切なのは資金の管理です。

負ける可能性が高い投資での損失を小さく抑えて、大きな利益が出る投資はしっかり伸ばす。

これができれば、ポートフォリオは順調に成長します。

期待以上の結果になることもあるでしょう。


企業の真価はキャッシュにあり


多くの人が投資を始められない理由は単純です。
相場が上がっているときには「株価が高すぎる」と言い、下がっているときには「もっと下がるまで待とう」と考えてしまうのです。

しかし、現実的に考えてみてください。
市場の一番高いところと一番安いところを継続して当て続けられる投資家など、この世に存在するでしょうか。

確かに過去には、暴落を予言したり、底値で買い時を的中させた人がいます。
ですが、同じことを2回以上繰り返せた投資家を見たことはありません。

だからこそ、市場のタイミングを狙う投資はやめましょう。

強気相場は思っているより長く続くことが多く、弱気相場は精神的にはきつくても実際には比較的短く終わる傾向があります。
統計的に見れば、平均的な弱気相場は1年未満で終わり、市場がピークまで戻るのにかかるのはおよそ2年半程度です。

もし投資期間が3年程度しかないなら、株式投資には手を出さない方がよいでしょう。
しかし、3年以上の投資期間を確保できるなら、弱気相場を過度に恐れる必要はありません。

投資で成功するための実践ポイント:

  • 投資のタイミングを固定する
    毎月・四半期ごと・家族の誕生日などをきっかけに投資を行う習慣を作る
  • 投資スケジュールを徹底
    カレンダーに予定を書き込み、どんな相場状況でもその日を守る
  • 定期的に投資を継続
    株価が上がっていようが下がっていようが関係なく、投資を続けることが成功の鍵

市場のタイミングを読む必要はまったくありません。
投資で成功する最大の要因は「時間」です。

重要なのは「どの銘柄を選ぶか」や「市場のタイミング」ではなく、どれだけ長く投資を続けられるか
投資資金を長期的に市場に置いておけるよう、生活習慣を整え、投資をためらわせるような雑音はすべて無視しましょう。


楽しむ


投資は真剣に取り組むべきものです。

あなたのお金と将来がかかっているんですから。

でも、楽しんでやっている人の方が、いい投資家になれるものです

興味があるものに投機したり投資したりするために、少しのお金を別に取っておくことをおすすめします。

本当に少しで大丈夫です。

最近は手数料もほとんどかからないので、1株から買うこともできます。

私の株式投資は、何年も前に600ドル分の株を買ったことから始まりました。

今はもっと少ない金額からでも始められます。

テクノロジー関連とか、個別の銘柄とか、仮想通貨みたいな資産とか、あなたが熱中できて、多少のお金(少額でも)をリスクにさらしてもいいと思えるものがあれば、投資や取引についてもっと勉強するようになって、上達していくはずです。


【まとめ】何もしない代償より、行動する価値を


投資で一番よくないのは、何もしないことです。

そうではなく、投資を始めて続けるという判断を簡単にするために、できることは何でもしましょう。

チディは人生を通じて決断に苦しんで、結果的にその代償を払うことになりました。

行動することは、何もしないでいることより、ずっと大切なのです。

あなたのポートフォリオを「健康」に保つために、必要な一歩を踏み出してください。

P.S.

今回の記事はいかがでしたか?

あなたの資産形成に少しでもお役立ていただければ幸いです。

Oxford クラブでは、このような記事を33万人のメールマガジン会員様に毎日無料でお届けしております。

公式サイトからでも1週間にお届けする7つの記事のうち4つはお読みいただけますが、3つはメールマガジン会員様に宛てたものとなっております。

毎日2分メールをお読みになるだけで、少しずつ米国株による資産形成のコツを身に付けていただけるでしょう。

『米国Oxford クラブのNo.1ストラテジストアレックス・グリーンが教える人生を変えるたった一つの銘柄』

20年前にアップル、アマゾン、エヌビディアを見つけ出したアレックスが選ぶ 7つの銘柄
次のマグニフィセント・セブン

→メルマガ登録で無料プレゼント

Marc Lichtenfeld(マーク・リクテンフェルド)

Oxford Club チーフ・インカム・ストラテジスト。ウォール・ストリートを含め25年の経験のある配当投資の専門家。「Get Rich with Dividends(邦題:日本人の知らない秘密の収入源 年100回配当投資術)」著者。2013年に配当投資の専門誌Oxfordインカム・レターを創刊し、世界中に読者を持ち有料購読者は8万人を超える。FOX、CNBC、Forbesなどの有名メディアはもちろん、BloombergやBarrons、The Wall Street Journalといった権威ある金融専門メディアにも多数出演。 マークの記事一覧 ≫

関連する記事

Back to top button