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投資情報 | “インサイダー”シグナル


ベア市場における”インサイダー”シグナルとは


投資家たちは、疲弊しています。

  • 絶え間ないニュース
  • 激しく上下する相場
  • 繰り返される関税の応酬と貿易戦争の脅威…

世界中の市場が混乱しています。

そんな中、誰もが「次に何が起こるのか」の手がかりを必死に探していることでしょう。

「株価はもっと下がる」と言う人もいれば、「これから上がる一方だ」と言う人もいます。

そんな様々な分析の中で、“ある信頼性の高いシグナル”がまさに皆が知りたかったサインを出していました。

2015年8月、投資家たちが「フラッシュ・クラッシュ(瞬間暴落)」や市場崩壊から立ち直ろうとしていたとき、このシグナルは「最悪の時期は過ぎた」と告げていたのです。

3年後の2018年12月、記録上最悪のクリスマスイブ、そして世界恐慌以来最悪の12月の最中にこのシグナルは「買い場が来た」と示し、8年ぶりの高水準に達しました。

その後、2019年3月末までにナスダック総合指数とS&P500種株価指数は20%以上上昇したのです。

そして2020年3月、米国株が史上最速で30%下落した、あの悪名高き月。

このシグナルは過去最高水準まで急上昇し、「底を打った」と投資家に伝えました。

それから1年後、S&P500は28%上昇、ナスダックは52.5%も急騰。

これは過去10年以上で最も強力な「買いシグナル」だったのです。

そして今、再びこのシグナルが点灯しています。

今こそ投資家が注目すべきタイミングなのです。


動いたインサイダーたち


2024年3月、このシグナルは2023年後半以来の高水準に達しました。

その直後、S&P500は過去最高レベルの11月を記録し、9%上昇。

では、その“魔法のシグナル”とは何なのか?

それは…

企業の内部者、つまり「インサイダー」たちの動きです。

つまり、上場企業の

  • 役員
  • 副社長
  • 社長
  • CEO

といった幹部たちです。

彼らは、自社の経営状態や、関税・貿易戦争の影響を最もよく知っています。

そんな彼らが、将来に自信を持って自社株を買い始めたら…

私たちも注目するべきです。

実際、市場全体が「不透明」、「厳しい」という言葉に怯える中、企業の経営陣たちは強気の姿勢を示しています。

彼らは、自社株を加速的に購入しているのです。

最近数か月で株価は大きく下落し、ナスダックやラッセル2000はベアマーケット(弱気相場)入りしました。

しかし、その最中でもインサイダーたちは過去16か月で最速のペースで株を買い進めました。

3月の最初の数週間だけで、180人以上のインサイダーが「買い」ボタンを連打していたのです。

彼らはニュースの見出しに惑わされることなく、「今こそ割安」と判断して行動しました。

一方、2025年1月には、インサイダーたちは異例のペースで株を売却していました。

それは、2月中旬に市場が過去最高値を更新し、下落が始まる直前のことでした。

つまり、彼らは下落を回避し、今、再び市場に戻ってきているのです。

それは、こうした「インサイダーの動き」といった、実績あるシグナルに従っているからです。


【まとめ】市場の転換点と今後の見通し


今、市場の下落が終わりに近づいていることを示す心強いサインとして、インサイダーたちが買い始めています。

次の上昇相場(ブルマーケット)は、数週間以内に始まるか、もうすでに始まっているかもしれません。


マシュー・カー

〜編集部〜

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Matthew Carr(マシュー・カー)

Oxford クラブ・ジャパンのチーフ・インベストメント・ストラテジスト。金融業界で20年のキャリアを持つ。 企業の中ではある一定のサイクルで株価が上下する銘柄があると言われており、マシューの専門はそのサイクルを見つけ出すこと。 彼の専門領域は石油・ガスといった伝統的な産業から、AI、5Gといった最先端テクノロジーなど多岐にわたる。 マシューの記事一覧 ≫

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