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トランプ大統領誕生! 2025年に最大の投資利益をもたらす分野とは?

数年にわたる過剰な宣伝、中傷合戦、侮辱、数十億ドルに上る選挙広告費の支出…

そして、すべてが終わりました。

ただ、2024年の米国大統領選挙は論争の末に終わったわけではありません。

勝利は決定的でした。

出所:270toWin

 

ドナルド・トランプ氏は、楽々と勝利を収めたのです。

そして、米国第47代大統領として政権を担うことになりました。

つまり、来年1月には、大統領執務室に新しい(しかし、見慣れた)住人が入ることになります。

ここで、投資家はどのようなことを期待すべきでしょうか?
 
 

これから起こる安心感による株価上昇

すでに、トランプ氏の勝利により、傍観していた200億ドルが株式市場に流れ込んでいます。

そして、選挙後の水曜日には、ダウ平均株価は1,500ポイント上昇しました。

実際、米国の主要3指数であるダウ平均株価、ナスダック総合指数、S&P 500種株価指数はこのニュースを受けて、いずれも史上最高値を更新しています。

それだけではありません。

ビットコインも過去最高値を更新しました。

これらはすべて、私が過去1年間にわたって投資家に予想を伝えてきたことです。

米国大統領選挙が終わると、圧力から解放されます。

しかし、この楽観主義は最初の数日や数週間で消え去るものではありません

ホワイトハウスに誰が、あるいはどの政党が住み着くかに関わらず、市場は新政府の最初の1年間を通じて一貫して上昇してきました。

このチャートをご覧ください。

 
これは、ナスダック100種指数に連動した上場投資信託インベスコQQQ ETF(QQQ)のパフォーマンスと、大統領任期中の各年のパフォーマンスを示しています。

インベスコQQQは簡単にいうと、ハイテク株の平均株価のようなものです。

これを見るとハイテク株は、大統領任期の初年度に平均18.97%上昇しています。

その理由は単純です。

誰が国を導くことになるのかという不安が(少なくとも次の選挙までは)が一時的には無くなるからです。

そして、この新たに見出された自信が、1年間の強気相場に火をつけるのです。

さらに、大統領選挙後の最初の1年間のQQQのリターンを見ると、見通しはさらに強気です。

過去20年以上にわたる6回の選挙において、初年度に下落したのは2001年だけでした。

しかも、当時はるかに大きな問題が起こっていました。

ドットコムバブルが崩壊しつつあり、また恐ろしい9.11同時多発テロも起こりました。

しかし、最も重要なことは、新大統領就任後の初年度において、ナスダック100種指数は26.6%以上上昇しているということです。

そして、特定のセクターはさらに大きく上昇する可能性を秘めています…

 
 

2025年の最大の利益をどこに求めるか

何よりもまず、トランプ氏は「暗号資産の候補者」としての立場を確立しました。

選挙キャンペーンへの暗号資産による寄付を受け入れ、750万ドル以上をトークンで調達したのです。

さらに、独自の暗号資産の一つであるトランプコインまで持っています。

しかし、より重要なのは、彼が戦略的に国家が暗号資産を保有することを約束したことです。

そして現在、共和党が上院を支配しているため、これらの計画に障害はありません。

さらに、彼は「暗号資産が未来であるならば、米国で採掘したい」と述べました。

これは、MARAホールディングス (Nasdaq: MARA) 、ライオット・プラットフォームズ (Nasdaq: RIOT) 、クリーンスパーク (Nasdaq: CLSK) などの暗号資産マイニング企業にとって素晴らしいニュースです。

ユーティリティ・セレクト・セクター SPDR ファンド (XLU)に含まれるような公益企業も言うまでもありません。

暗号資産マイニングは人工知能データセンターの稼働と同様に、大量のエネルギーを必要とするからです。

そして、トランプ大統領の2期目で活況を呈するもう一つの分野は、刑務所です。

次期大統領は選挙運動の柱として不法移民の一斉強制送還を掲げていました。

もちろん、ICE(移民税関捜査局)のような国境警備を行う政府機関もあります。

しかし、収監者全員をどこかに収容する必要があるのでしょうか?

そこで、コアシビック (NYSE: CXW) やジオ・グループ(NYSE:  GEO) のような企業が活躍することになります。

ジオは米国および海外で、100以上の安全な施設と処理センターを運営しており、7万9,000以上のベッドを保有しています。

また、ICEの処理に使用されるベッドの90%は、民間企業によって提供されていることにも注目すると良いでしょう

そして、同社はICEベッドの42%を提供しています。

また、テクノロジー、暗号資産、刑務所以外で、新しい米国大統領の下で潜在的な上昇が見込める分野として、化学会社や製薬会社が挙げられます。

トランプ政権は規制や煩雑な手続きを大幅に削減する計画です。

ここでも議会に障害がないため、これらの分野が障害を少なくして前進する道が開かれています。

これは朗報です。

今後数週間のうちに、投資家が避けるべきセクターについても概説したいと思います。

 

マシュー・カー

 

〜編集部〜

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Matthew Carr(マシュー・カー)

Oxford クラブ・ジャパンのチーフ・インベストメント・ストラテジスト。金融業界で20年のキャリアを持つ。 企業の中ではある一定のサイクルで株価が上下する銘柄があると言われており、マシューの専門はそのサイクルを見つけ出すこと。 彼の専門領域は石油・ガスといった伝統的な産業から、AI、5Gといった最先端テクノロジーなど多岐にわたる。 マシューの記事一覧 ≫

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