プチ富豪が急増している理由
米連邦準備制度理事会(FRB)が最近発表したデータによると、
米国の世帯が保有する平均純資産は2022年に初めて100万ドルを超えました。
2019年の75万ドルから42%の増加です。
インフレ調整後の実質平均資産でも2019年から23%増加しています。
これは喜ぶべきことです。(あなたが新たに富裕層に加わったのならなおさら。)
お金を持つことは人生に選択肢を与えてくれます。自分の生き方を自由に選び取ることができるのです。
ですが、米国の富が増えていくことに怒りを覚える人たちは大勢います。
なぜでしょうか?繁栄は不平等を生み出すからです。不公平だと感じるのです。
本当にそうでしょうか?何が起きているのか、なぜ起きているのか、詳しく見てみましょう。
富裕層が増えた背景
米国の世帯が保有する平均純資産が100万ドルを超えた背景には、
200万ドル超の資産を持つ富裕層と、10億ドル以上の大富豪の存在があります。
約1,600万人の米国民(全体の12%強)が100万ドルを超える純資産を保有しています。約800万世帯が200万ドル超の富裕層です。
富裕層の所得は当然高く、平均して年収15万ドルから25万ドルほどです。
日本円で言うと2,200万円〜3,750万円です。
一方で、所得水準がさほど高くない、中間所得層の数百万世帯も、富裕層の仲間入りを果たしました。
富裕層入りした中間所得層の人たちは何が違ったのでしょうか?
彼らは、賢いお金の扱い方をしたのです。
・金利の高い借入金は返済し、
・退職金や年金を積み立て、
・マイホームで資産を築き、
・株式市場で平均以上のリターンを得てきたのです。
数年前、米国民の貯蓄額はパンデミック前よりも数兆ドル増加しました。
新型コロナウイルス救済措置や景気刺激策などによるものです。
貯蓄は増加し、金利は上昇しました。
その結果、MMF(アメリカで広く普及している貯蓄性の短期投資信託)の総資産は
約6兆ドルという記録的な水準にまで膨れ上がりました。
これは良いニュースです。あなたが貯蓄をしてきていればの話ですが。
株価は2019年よりも大幅に上昇しています。
あなたが米国株式に投資している一人なら、株価の値上がりはもちろん良いニュースです。
ですが、実はそれ以上に大きいのが、お金に関する個々人の判断です。
個々人の判断としての投資
年収が平均か平均以上の何千万人もの人々がブランドに散財し、最新モデルの自動車に乗り、定期的に外食をし、自分へのご褒美を惜しまず、収入を貯蓄や投資に回さないことを自身で決断しています。
一方、新たに投資することは、種を蒔くということです。
小さなドングリが大きな木に成長するように、たとえ少額の投資であっても、何年も何十年もかけて複利運用をしていけば、富裕層、大富豪への道も夢ではないのです。
貯蓄と投資をした人は豊かになり、そうでない人たちは取り残されていきます。
不平等と不公平とは、必ずしもイコールではありません。
必要なのは、働き、貯蓄し、それを投資して、複利運用していくことです。
誰もが豊かになれる
そこに求められるのは、規律と忍耐です。
今は貧しい何千万人もの国民も、いつか豊かになれます。
20代の頃の私は仕事が安定せず、貯金も健康保険もなく、投資おろか純資産はほぼゼロでした。
周りを見渡せば、友人も近所の人たちも同じような境遇でした。
ですが、時間が経つにつれ変化していきました。
消費者金融調査を見れば、私の経験が珍しくはないことが分かります。
たとえば、35歳以下の世帯で富裕層はわずか1%しかいません。
でもその割合は年齢が上がるごとに驚くほど増えていきます。
55歳から64歳になると、5世帯に1世帯以上が富裕層です。
経済的に苦しい状況に置かれている人達が大勢いることはわかっています。
彼らに何かが欠けているとするなら、それは方向性を定めることと行動計画を立てることです。
私たちは喜んでそれを提供したいと思っています。
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Oxford キャピタル・レターやメールマガジンで発信していきますので
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