“車市場”のバブル到来
私は20年もの間、Oxfordキャピタル・レターを通して投資家を支援してきました。
また、同じくらい重要である、あらゆる金融バブルについての警告も行っていました。
例えば、
- ドットコムバブル
- オイルショック
- 住宅バブル
- 債券バブル
- 暗号資産バブル
などです。
今日は、思いもよらないバブルについて警告したいと思います。
それは
中古車バブルです。
自動車が発明されて以来、価格は一進一退を繰り返してきました。
新車は、購入後すぐに価値が下がります。
中古車も、走行距離とダメージを重ねれば価値は下がります。
少なくとも、この100年ほどの間、物事はそのように動いていました。
しかし、新型コロナウイルスの閉鎖は世界のサプライチェーンに大きな亀裂をもたらし、半導体に依存する新車は最も大きな打撃を受けました。
新車の在庫がなくなると、中古車市場が過熱します。
多くのディーラーが、1年ほど前に新車を購入した顧客に電話をかけ、朗報を伝えるようになったのです。
「新車で購入した金額よりも価値があるのです!下取りに出しませんか?」
さて、私は昨年の夏、息子のデビッドと一緒に、大学に持っていくためのまともな中古車を探し始めました。
メーカー希望小売価格は馬鹿げたほど高額でした。
(走行距離の多い4年落ちのスバルが3.8万ドル、日本円でおよそ500万円*です!)
*1ドル130円換算
値段が元に戻るまで、今の車に乗り続けると決めました。
現在では、思った通りサプライチェーン問題はほとんど解決し、販売店に多くの在庫が入荷するようになりました。
しかし、中古車価格はまだ上がったままなのです!
出所:バロンズ
アメリカ中古車価格の指標を作るマンハイムがまとめた中古車価格指数は、2020年9月以降35%上昇。
昨年末から下がり始めましたが、今年に入ってまた上がり始めたのです。
出所:Bloomberg
その理由は、新車がほとんどの人にとって高すぎるから。
政府のインフレデータによると、新車の価格は2020年9月以降21%上昇しています。
出所:FRED
新車価格があまりに高く、新車の在庫が積み上がると・・・
新車価格が次第に下落。
そして、中古車の価格も徐々に下がり始めるでしょう。
つまり、今、中古車を購入すると、数年後に売却するときにひどい目に遭う可能性があるのです。
この問題には3つの解決策があります。
①今持っている車にこだわる(今のところ)
②バスやタクシーなどの公共交通機関を利用する
③タクシーを呼ぶ
要するに、今は、中古車を売るには絶好の機会で、買うには最悪な時期なのです。
どうしても避けられないのなら、油断せずに臨みましょう。
車は昔から減価する資産です。
しかし、この1、2年はそれが顕著なのです。。
p.s.
今中古車市場は
『売るには最高・買うには最悪』
な状態ですが、
株式市場はと言うと、
『買うには最高・売るには最悪』
な状態。
その理由は、多くの銘柄が“割安な状態”で放置されているから。
特に私がおすすめしているイノベーション株は、今が絶好の買い時です。
20年間、毎月お届けし続けている
Oxfordキャピタル・レターにて具体的な銘柄を紹介しています。
P.P.S
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