投資情報

悪いニュースと良いニュース

私は40年近く
株式投資の専門家として、

そして投資家として
活動してきました。

当然、強気相場も弱気相場も
経験してきましたが、
その中で一つ言えることがあります。

それは、弱気相場で株を
保有し続けることは
多くの人にとって決して
楽しい経験ではないということです。

これは株を購入することも
同様です。

しかし、生涯を通じて、
どんな弱気相場であっても
株を買うことは賢い選択なのです。

それは、あなたが年をとっても
同じことです。

もしこの事実を疑うなら、
ジェレミー・シーゲル氏の投資の古典

「Stocks for the Long Run(邦題:株式投資 長期投資で成功するための完全ガイド)」

を読まれることをおすすめします。

1994年にこの本が
初めて出版された時、
センセーションを巻き起こしました。

なぜだと思いますか?

それはシーゲル氏が、
米国株の分散ポートフォリオが
常に最高の長期リターンを
もたらしてきた、

という圧倒的な証拠を
示したからではありません。

たしかに債券、現預金、
不動産、金など他の資産クラスでは、

株式に匹敵するリターンが
得られないということは
証拠として示されています。

ですが、このことは
市場について知っている人の間では
すでに常識でした。

本当に衝撃的だったのは、
2世紀にわたるデータを徹底的に分析し、
次のように述べられたことでした。

株式は短期的には確かに
債券よりリスクが高いが、

長期的には株式のリターンは
非常に安定しており、

実は国債や短期国債よりも
安全である。

国債より株の方が安全?

多くの投資家にとって、
それは意外なことに聞こえるでしょう。

特に2022年のような
猛烈な弱気相場を経験すれば
そのように感じてしまうかもしれません。

しかし長期投資家にとって、
それは紛れもない事実だったのです。

金が最高のインフレ・ヘッジでなければ、
債券や現預金も違います。

最高のインフレ・ヘッジは
株式だということです。

当然ですが株を持っている人は、
その企業の数分の一の株を
所有していることになります。

そして、様々な株で構成される
ポートフォリオを保有する場合、

さまざまな業界の
幅広いビジネスを
所有することになります。

これらのビジネスの純利益が
時間の経過とともに増加するにつれて、
あなたのポートフォリオの値も増加します。

たしかに、上がったり下がったりと
波はあるということは前提です。

(強気相場が続くと、投資家は
このことを忘れてしまいます。)

しかし歴史が明らかにしているように、
市場の低迷期は買い場になります。

すぐにではなくても、
振り返ってみると
そうだったということになります。

いつだってどんな時だってそうです。

では、なぜ多くの投資家は、
このチャンスを見過ごしてしまうのでしょうか?

彼らは政治環境、経済環境、
インフレ、市場環境など…

これらについて
言いたいことを言っています。

しかしこれらは「恐れ」に対して、
ただ合理化しているだけの
ケースが多いです。

もちろん、それは当然のことです。
本物のお金ですから「恐れ」をもって当然です。

しかし、その「恐れ」を利用して
利益を得ている人たちが
大勢いるのも事実です。

まず第一に、主要メディアです。

彼らは悪いニュースは
徹底的に報道し、
良いニュースにはあまり触れません。

例えば今年は、

  • サプライチェーンの混乱
  • 長引くパンデミック
  • 40年ぶりの高いインフレ率
  • 30年以上ぶりの大きな金利上昇
  • 中国のロックダウン
  • ウクライナでの戦争

など…数え切れないほどの
ニュースを耳にしました。

もちろん、これらの出来事は
報道する価値があります。

しかし、それがすべてでは
ありません。

なぜなら良いビジネスニュースも
あるからです。

雇用市場は好調で、
賃金は上昇しています。

従業員総数は1月から8月まで
平均43万8,000人増加しました。

(これは2019年の新型コロナ以前の
ペースのほぼ3倍です)

石油・ガス価格は下がっています。

(実際、原油は7か月前のピーク時に比べ、
現在は33%低くなっています)

金利の上昇にもかかわらず、
個人消費はまだ伸びています。

また、ドル高は輸入品や海外旅行、
株式や不動産などの海外資産に対する
購買力を高めています。

さらに経営がうまくいっている企業は、
厳しい経済情勢を想定して、

コスト削減、負債の返済、自社株買いなど、
あらゆる手段を講じて、経営を引き締めています。

企業業績が改善されれば、株価も上昇していくでしょう。

今現在、それはまだ
ニュースにはなっていません。

しかしニュースになる頃には、
株価はかなり高くなっているはずです。

市場が低迷している時に
役に立たない弱気な発言をする投資家は、
「パーマベア」と呼ばれていて、
彼らは、

“経済が悪化してドルが暴落し、
市場が暴落する”

と予想する永遠の破滅主義者です。

彼らは毎年同じことを
繰り返し言っているため、
気にする必要はありませんが、

株価が大きく下落した時には、
つい不安になって彼らの発言が
特別に心に響いてきます。

彼らに最後に強気だったのは
いつだったか聞いてみると
どのように答えるでしょうか?

彼らは、一言で「ない」
と答えるはずです。

彼らは、最新の経済情勢に基づいた
合理的な市場予測をしているのではありません。

彼らにしかない世界観を
ただ伝えているだけなのです。

それに騙されてはいけません。

歴史が示すように、
弱気相場は優良資産を
割安なうちに購入するチャンスです。

ですので、賢明な投資家は
それを利用するべきなのです。

アレックス

P.S
あなたは悪いニュースだけを見て、
株式市場を悲観的に見ますか?

それとも良いニュースを見て、
世界は良くなっていくと信じますか?

もしあなたが後者なら、
これらの優良銘柄に投資することを
おすすめします。

→こちら

P.P.S
今回の記事はいかがでしたか?

あなたの資産形成に少しでもお役立ていただければ幸いです。

Oxford クラブでは、このような記事を33万人のメールマガジン会員様に毎日無料でお届けしております。

公式サイトからでも1週間にお届けする7つの記事のうち4つはお読みいただけますが、3つはメールマガジン会員様に宛てたものとなっております。

毎日2分メールをお読みになるだけで、少しずつ米国株による資産形成のコツを身に付けていただけるでしょう。

6つの高配当米国株レポート

ちなみに…メールマガジン登録者様にはもれなく『永久に持っておきたい6つの米国株レポート』も無料プレゼントしています。

株式投資というと、「いつ買うか?」というタイミングが大事というイメージが一般的…ですがこの6つは「いつ買ってもいい」銘柄です。

しかも「いつ売るか?」に頭を悩ませることも不要…「持っておく」だけで資産が積み上がることが狙える6つの銘柄を6,200株以上の中から厳選しました。(それが「永久」の由来です)

メールマガジンをお読みになって米国株のコツがつかめてきた頃、投資をする余裕が出てきた頃などなど…

あなたのタイミングで投資をご検討されてはいがかでしょうか?

投資リスクの低いものをお選びしているので米国株投資の初心者にもオススメです。

→「6つの永久に持っておきたい米国株」を無料で知る

Alexander Green(アレクサンダー・グリーン)

Oxford Club チーフ・インベストメント・ストラテジスト。金融・投資関係の4冊のベストセラーの著者で、40年のキャリアがある。米国で金融・投資のニュースレターであるOxfordキャピタル・レターを20年以上執筆しており、ハルバート・ファイナンシャル・ダイジェスト社はこのニュースレターをここ10年以上もの間、最もパフォーマンスの高い投資ニュースレター・ベストテンに選出している。 アレックスの記事一覧 ≫

関連する記事

Back to top button