10年ほど前の2012年2月、アップルは当時の株価で500ドルを超えて世界一の時価総額の企業となりました。それからも株価はずっと右肩上がりで成長しており、現在では10年前と比べて株価は10倍以上に成長しています。
当時でも十分大きかったアップルが、さらに継続的な成長をしていることについては、多くの専門家や投資家の予想を裏切るものでした。
明らかにアップルは優良企業のひとつです。
しかし投資家として、私たちは同時に「次のアップル」となりえる企業を探し出し、投資しておくことが重要になってきます。さて、どうやって見つけるのでしょうか？
幸いなことに、好業績株を構成する要因は、学者や研究者によって重点的に研究され、よく理解されています。私たちは、好業績株が急上昇トレンドを始める前の重要な特徴を知っています。
これはその一部です。
1. 売上高の二桁成長
コスト削減による利益の成長には限界があります。どのようなビジネスでも、強固で持続可能な長期的な利益の成長を実現するには、健全な売上高の成長が必要です。
2. 最低25%の利益成長を四半期ごとに
現状のような弱い経済状況では、ほとんどの企業がこの最初の二つの基準を満たすことができません。しかし、それをクリアすることができる以前のアップルのような企業が稀にあります。その企業こそ投資対象として検討すべき企業です。
3. 自己資本利益率17％以上
自己資本利益率は、経営陣の資本効率を測る優れた指標です。これは、1株当たりの利益を1株当たり純資産で割って計算します。(これはウォーレン・バフェットの重要な指標の一つでもあります。）
4. 新製品とサービス
アップルはイノベーションの王様であり、iPhone、iPad、Air Pods、Apple Watchなど、製品の新バージョンだけでなく、まったく新しい製品を定期的に発表しています。
5. 質の高い経営
どの企業も基本的には人のチームであることを忘れてはいけません。そして、すべての偉大なスポーツフランチャイズには優秀なコーチが必要であるように、各企業にも先見性のあるリーダーが必要です。アップルの共同創業者で元CEOのスティーブ・ジョブズ氏は偉人の一人でした。彼の後を引き継いだティム・クックも偉大な経営者の一人です。
6. 機関投資家の支持
主要取引所で取引されている株式の大半は、投資信託、ヘッジファンド、年金基金、寄付基金です。あなたも機関投資家が買っている同じ銘柄を所有すべきです。そしてまさに、機関投資家はアップルの発行済み株式の大部分を保有しています。
これらは、企業が株主に長期的な高い投資収益をもたらすために満たすべき重要な基準のいくつかです。
このような厳しい条件を満たす企業を発見することができれば、今後数年間で最高のパフォーマンスを発揮する銘柄の一つになる可能性が高いでしょう。
良い投資を。
アレックス
