米国配当株投資

低インフレ率で物価が上がると生活が辛くなる?配当成長株投資が解決する

所要時間: 4分.

この記事のポイント

  1. 低金利で支出だけが増えていくと、生活にマイナスの影響が

  2. 投資をして、インフレ率よりも大きな利益を上げ、物価の上昇に見合う利益を上げることが必要

  3. 配当株投資で配当を再投資に回すと、さらに効果的に資産が増やせる


あなたがこれまでに買った物の価格は上がっていますか?アメリカのインフレ率は、約1.8%と低いものです。ですが、実際にあなたが購入している物の価格はどうでしょうか?例えば、食品の価格は、過去12ヶ月間で「2.1%」上昇しています。つまり、全体的なインフレ率よりも少し高くなっています。

ちなみに、今年は水道料金が平均3.6%上がりました。2019年末までに、電力価格は3.6%上昇すると予測されています。ワシントンの大騒ぎにもかかわらず、2020年には薬価が4.5%上昇すると予想されています。

そして、私がこれから子供のために大学の授業料を支払うときは、年間約8%の上昇を見込まなければならないというのは、まさしく不幸以外の何物でもないでしょう。だからこそ、インフレ率は、ペースが上がらないように、かなり抑えられています。

ですが、私たちが生活する中で、日々発生するコストの多くは、公式のインフレ率よりも速いペースで増加し続けています。



低いインフレ率が引き起こすことは?


公式のインフレ率は、アメリカの過去35年程度を見ても低い水準のままです。1980年に13.5%、1981年に10.38%を記録してからその後は、多少の上下を繰り返しながら、過去8年間は、2%前後を推移しています。ということは、あなたの生活には、このようなことが起きるということでしょう。

○インフレ率が低い

○金利が上昇しにくい

○でも、食品・電気などは価格が上昇

○支出が増える

○生活状態にマイナス影響が出る

もし、金利が上昇しているなら、食品や電気などの価格が上昇しても生活にはそれほど影響がないかもしれません。ですが、この場合は、自分に入ってくるお金の価値はほぼ変わることなく、支出だけが増えていく状況です。これはあなたの生活にマイナスの影響を及ぼすでしょう。では、そうならないためにはどうすれば良いでしょうか?



生活にマイナスを与えないためには?


やはり、それには投資をして、インフレ率よりも大きな利益を上げ、現実的な物価の上昇に見合う利益を上げることが必要でしょう。そういった視点で投資を考えた場合、例えば「S&P 500」を活用したアメリカの投資信託などは、年間「5.1%」ずつ配当を増やしています。これはインフレ率を上回っています。

つまり、配当成長株に投資することにより、あなたは消費行動を抑える必要はありませんし、計算上では資産も増大する可能性があります。別の言い方をすれば、配当成長株に投資すれば、より多くのものを買うことができます。5年間の5.1%で、1,000ドルは1,282ドルに成長します。

配当成長株とインフレ率の比較
※緑線…配当成長株のレート 赤線…インフレ率

配当株に投資すると購買力が高まり、時間が経つにつれて大きくなることがわかります。このグラフで言うと、かつて1,000ドルだったものは1年後、インフレの効果では1,032ドルまで上昇します。

ですが、1年後に1,000ドルの配当を受け取った場合、「1,051ドル」で小切手を現金化できます。4年後…1,000ドル相当の商品を購入するには1,171ドルかかりますが、配当は最大1,282ドルになります。支出または投資するための追加の111ドルがあります。



配当を再投資すると…


しかし、配当はすぐに収入を必要とする投資家だけのものだとは思わないでください。1960年以来、再投資された配当はS&P 500のリターンの80%を占めています。

1960年に1,000ドルを投資した場合、価格の上昇のみを考慮すると2018年末の431,397ドルの価値になりました。ですが、配当金を再投資すると、合計は下のグラフのように、何と・・・

配当を再投資した場合と、再投資しなかった場合の価値の比較

「約250万ドル」の価値に推移しています。つまり、このような「大きな配当成長株」を見つけることが、私にとって、一日の大半を費やすほぼ重要な日課です。それは私のベストセラーの本『Get Rich with Dividends』のテーマであり、私のニュースレターである『Oxford インカム・レター』のテーマです。

もちろん、私は、このわずか5.1%の成長には満足していません。Oxford インカム・レターのポートフォリオにある株式の多くは、配当が10%増加しています。例えば、「NextEra Energy Partners(NYSE:NEP)」は、Oxford インカム・レターの3月号で推奨した銘柄です。

同社は最近、20四半期連続で配当を引き上げました。株主への配当は、この1年間で13%増加しました。近い将来、2桁の増加を期待しています。

だからこそ、配当成長株に投資することにより、インフレがあなたのライフスタイルを破壊しないと私は考えています。むしろ、実際は反対のことが起きるでしょう。毎年、あなたは前年よりも良い状態になるでしょう。

良い投資を!

ーマーク・リクテンフェルド


いかがでしたか?
少しでもこのアメリカの強い株が「いいな」と思ったら1株からでもいいので買ってみてください。(アメリカの株は日本と違って1株から買うことができます。)

ちなみに…このブログで紹介している株はもちろんいいのですが、それよりもたくさんの配当を出す企業ばかりを集めて、毎月レポートしてくれて…「買い」「売り」の具体的なアクションをあなたへお届けする、「Oxford インカム・レター」はこちらからお試しすることができます。

Oxford インカム・レターをお試しする

これは、10年間平均で12%の複利成長…6年で資産2倍を狙う「配当投資」戦略です。私たちOxford クラブが軸にしている「資産形成ピラミッド」の第一段目に当たる保守的な投資のポートフォリオです。

もし、「これから資産形成をやってみようとは思っているけど、何から始めたらいいかわからない…」と思ったら、お試ししてみてください。30日間返金保証付きなので安心してお試し購読できます。

Marc Lichtenfeld(マーク・リクテンフェルド)

Oxford Club チーフ・インカム・ストラテジスト。ウォール・ストリートを含め25年の経験のある配当投資の専門家。「Get Rich with Dividends(邦題:日本人の知らない秘密の収入源 年100回配当投資術)」著者。2013年に配当投資の専門誌Oxfordインカム・レターを創刊し、世界中に読者を持ち有料購読者は8万人を超える。FOX、CNBC、Forbesなどの有名メディアはもちろん、BloombergやBarrons、The Wall Street Journalといった権威ある金融専門メディアにも多数出演。 マークの記事一覧 ≫

関連する記事

Back to top button