金融リテラシー

真に納得する自分だけの投資戦略を作ろう!

所要時間: 3分.

この記事のポイント

  1. 投資では自分自身で行う姿勢を持つことが重要

  2. 信頼できる専門家の力を借りる

  3. 効果的に投資スキルをアップする3つの戦略

メイブル ブキャナン


動画で記事を読む


人間の脳は3歳までに80%、6歳までに90%、12歳までに100%完成すると言われています。

しかし、こと金融の話になると、大人になっても「あー!なるほど!」とひらめく瞬間があります。

フォーブスによると、アメリカの成人の3分の2は基本的な金融リテラシーのテストに合格することができません。

(注釈)ここで言う金融リテラシーとは、十分な情報に基づき、投資を含む財務上の意思決定を行うために必要な知識とスキルのこと。金融リテラシーに関する問題の正答率は、日本が47%に対して米国は53%で、日本は米国よりも劣っている結果が報告されています(「金融リテラシー調査2019年」金融広報中央委員会)。

これは学校教育では金融リテラシー教育が不十分である証拠です。

あるいは、セサミストリートのカウント伯爵が、彼の才能を広く世に知らしめなかったからかもしれません。

(注釈)カウント伯爵とは、セサミストリートで数を数えるのが好きな吸血鬼のキャラクターのこと。

私たちは誰もが盲点を持っています。それ自体は問題ではありません。

でも、それに気付いたら、その問題を解決しなくてはいけません。それが投資に関することであればなおさらです。

しかし、私たちは忙しい毎日を送っています。1日中、365日、投資の勉強をしているわけにもいきません。

そこで今日は、効率的に投資のスキルをアップする方法をご紹介したいと思います。

これは米国の子供向け教育番組のプロデューサーであり、教導クリエーターのアンジェラ C.サントメロが考案した方法です。

彼女は、学習を促進し、ブレークスルーの瞬間を促す3つの重要な戦略を強調しています。

あなたは、「いい大人が子供向け教育の方法で投資スキルなんか身に付くのか?」と思ったかもしれません。

でも、この方法は、効果的な学習方法を設計する「インスタラクショナルデザイン」でも有効とされている方法です。

(注釈)インストラクショナルデザインとは、「教育」の意味を持つ「インストラクショナル(Instructional)」と、「設計」という意味をもつ「デザイン(Design)」という言葉をかけ合わせたもの。教育機関における授業改善、新卒向けの入社研修の企画、eラーニングのコンテンツ企画・作成などのあらゆる場面で活用されています。


一時停止をする

サントメロの1つ目の戦略は、単純に一時停止することです。

これは、子供向けテレビ番組だった「Mister Rogers’ Neighborhood」の人気司会者であるフレッド・ロジャースの方法からヒントを得たものです。

彼は、新しい情報を処理し、応用する機会として、新しい情報を紹介した後に「3拍子の一時停止」を加えるというアイデアを試験的に取り入れて、その効果を実証しました。

投資の世界においても、時々一時停止することには価値があります。

「今、〇〇株が熱い!」といったような話題性に惹かれて取引を急ぐのではなく、投資を行う前に企業の財務状況を確認してください。

マークのメルマガOxford Incomeレターを読み直したり、インターネットで投資企業について調べることで、配当履歴や株価の動きなども簡単に確認できます。

また、定期的にあなたのポートフォリオをチェックして、ポートフォリオのバランスを調整すると共に、リスク許容度を再評価しましょう。

マークが言っているように、大きな損失を被る取引を防ぐためには、自分のポートフォリオを把握し、リスクに対する十分な余裕を確保することが不可欠です。

感情に任せて行動するのではなく、一時停止して、今一度あなたの投資を俯瞰してみることは、投資から感情を取り除き、リターンを高めることに役立つかもしれません。


繰り返しと足場がけ(手助け)

サントメロの学習の第2の鍵は反復です。(ディズニーのヒット作 「アナと雪の女王」 を100回以上も観たと言う人は、繰り返し学ぶことの大切さ、少なくとも暗記することの大切さを証明することができるでしょうね。)

繰り返し演習は、教科書をマスターするだけでなく、投資のスキルを伸ばす為にも役立ちます。

配当投資、オプションといった新しい投資戦略を試す際には、まずはしばらくの間、仮想取引を検討してみましょう。

仮想取引により資金がどのように増減するかを観察することで、実際に資金が動いている状況における個人的な戦略、快適さのレベル、優先順位をより明確に把握することができます。

しかし、自分自身に挑戦する価値もあります。これを「スキャフォールディング」(足場がけ)といいます。

基本的に、1つのレベルをマスターしたら、次のレベルに挑戦します。

仮想取引に慣れてきたら、例えば証券口座を開設して個々の株を売買する検討をしてみましょう。

(注釈)「スキャフォールディング」とは、子どもが新しい理解・概念・能力を発達させようとする とき、教師がおこなう一時的で体系的な支援=足場づくりのこと。レベルの低い挑戦と弱い支援では、子どものやる気は起きないし、 ほとんど学習はおこらない。多くの学習がおこるのは、高度なレベルの挑戦で、多くの支援を受けたときであり、そのような時に子どもは自分の現在の能力を超えて、さらに上へと持ち上げられるという考え。ここでは、上へ登るための足場がけの意味で用いている。


夢中になること

何か新しいことを学ぼうとしているあなたへ、アンジェラ・サントメロの最後の言葉を贈ります。

それは、夢中になること。

あなたが、自分自身の「あー!なるほど!」とひらめく瞬間を作り、裕福なリタイアメント生活に一歩近づきたいなら、信頼できるお気に入りの専門家から学び続けましょう。

お気に入りの業界や銘柄について、深く知ることも役立ちます。

「好きこそ物の上手なれ」とはよく言ったものです。

投資家が、一時停止をしたり、技術を磨いたり、お気に入りの専門家についていくことによって、自分自身の学習を深めれば深めるほど、豊かな老後に近づくことができるでしょう。

一度、投資で「あー!なるほど!」とひらめく瞬間を体験したら、また、その感覚を味わいたくなり、苦もなく学習を進められるようになりますよ。

良い投資を!
メイブル


いかがでしたか?
少しでもこのアメリカの強い株が「いいな」と思ったら1株からでもいいので買ってみてください。(アメリカの株は日本と違って1株から買うことができます。)

ちなみに…このブログで紹介している株はもちろんいいのですが、それよりもたくさんの配当を出す企業ばかりを集めて、毎月レポートしてくれて…「買い」「売り」の具体的なアクションをあなたへお届けする、「Oxford インカム・レター」はこちらからお試しすることができます。

Oxford インカム・レターをお試しする

これは、10年間平均で12%の複利成長…6年で資産2倍を狙う「配当投資」戦略です。私たちOxford クラブが軸にしている「資産形成ピラミッド」の第一段目に当たる保守的な投資のポートフォリオです。

もし、「これから資産形成をやってみようとは思っているけど、何から始めたらいいかわからない…」と思ったら、お試ししてみてください。30日間返金保証付きなので安心してお試し購読できます。

Marc Lichtenfeld(マーク・リクテンフェルド)

Oxford Club チーフ・インカム・ストラテジスト。ウォール・ストリートを含め25年の経験のある配当投資の専門家。「Get Rich with Dividends(邦題:日本人の知らない秘密の収入源 年100回配当投資術)」著者。2013年に配当投資の専門誌Oxfordインカム・レターを創刊し、世界中に読者を持ち有料購読者は8万人を超える。FOX、CNBC、Forbesなどの有名メディアはもちろん、BloombergやBarrons、The Wall Street Journalといった権威ある金融専門メディアにも多数出演。 マークの記事一覧 ≫

関連する記事

Back to top button