米国配当株投資

衝撃の調査結果:最も収益性が高い方法は、「何もしない」こと!?

所要時間: 3分.

この記事のポイント

  1. 相場の「強気」「弱気」はコントロールできず、投資のプロも運任せ状態

  2. 長期投資で株価を気にするのは、株式を購入する時と株式を売却する時の2回

  3. 優れた企業の銘柄を選んでおけば、「何もしない」ことが最も利益を生むという結果が出ている

    Fidelity Investmentsの調査


株式市場で起きる事象には、不変のものがあります。

2015年に出版された株式投資の専門家の言葉を引用した有名な金融関係の出版物を読んだことを覚えています。すると、このような不思議なことが書かれていました。

  • 1人目は、「私は強気の相場にいた」
  • 2人目は、「まだ株式市場の成長には余地がある」
  • 3人目は、「コイントスが上手くいった」

これ、何かおかしいと思いませんか?全て、運任せのような内容です。投資の専門家なのに、まるでギャンブルと変わらないような言葉が並んでいました。

確かに、私自身「強気相場」は、私の仕事をラクにしてくれます。なぜなら、このような相場は、株価が上昇しているのでみんなが株を買いたいと思うからです。

そうなると、株式投資の情報が欲しいので、自ずと、私の情報を欲しがる人が増えてきます。しかも、強気相場は、相場全体が上昇しているので、株価が上がる銘柄を選ぶことに苦労しません。

だから、私はここから、こう思います。私たちのような配当株投資をし「長期投資」の視点を持つ投資家は、相場の「強気」「弱気」に巻き込まれるべきではないと。彼らのように一喜一憂する人たちとは、別の世界にいるべきだと。

Oxford Clubのメンバーは、私が取り上げる「大きく伸びることを狙う配当株や、毎年配当を出す実績のある銘柄」に焦点を当てたものであることを知っています。



来年の株価下落は気になる?


例えば、あなたがAT&T(NYSE:T)の株式を保有しているとしましょう。AT&Tは、政府からスピンオフすることを余儀なくされて以来毎年配当を引き上げています。それは35年前です。あなたが、長期にわたりAT&Tを保有し、その6.3%(および上昇)の利回りを回収することを計画している長期的な株主であれば、来年の株価が10%または、20%下落することが気になるでしょうか?

おそらく、長期投資の視点で見れば、それほど重要ではないでしょう。むしろ、株価が重視されるのは、「この2回だけ」です。

  • 株式を購入するとき
  • 株式を売却するとき

例えば、買い増しするときには、やはり、購入するときの株価が重要です。誰だって、高値では買いたくありません。できるだけ、安値で買いたいのが本音でしょう。

だから、そのまま永遠に下落を続ける株式でもない限り、通常よりも格安で株式を購入できます。そうなれば、保有株数が増えるので、私たちの配当株投資の戦略としては有効でしょう。



売却シナリオ


ただし、購入する時の株価が重要だと言っておきながらもっと重要なのは、もう一方です。それが「売却するときのシナリオ」です。多くの長期投資をする投資家は、市場の動向を見て、買い増しするか、売却するか、保有を続けるかを決定します。

その例が、暴落などの大きな下落が起きたときです。もし、暴落などの大きな下落が起きると、投資家は心配して、株式を投げ売る傾向があります。反対に、株価が上昇していると「チャンスを逃さないぞ!」と意気込んで、通常よりも多くの株式を買おうとします。そして、高い株価でも気にせず、買い漁ります。



調査結果:最も収益性が高い方法は?


ただし、ここで見逃せないのはFidelity Investmentsの調査です。それによれば、投資家がすべきことは「何もない」ことが示されました。ちなみに、私は下落する場面で、株を購入することは良いことだと考えています。彼らの調査によると、最も収益性が高いのは「保有しているのを忘れている人」だったようです。

言い換えると、何年も放置していた人の方が、積極的に売買していた人よりも、大幅に優れたパフォーマンスを発揮していたということです。だから、株を買ったら「何もしない」のが最も収益性が高いという結果が出たようです。



「何もしない」が意味するのは?


だから、もしあなたが次回、株を売るときは、一度立ち止まって考えてみてください。「何もしない」ことが収益性につながるのは「長期投資」を意味しているでしょう。もし、あなたの銘柄が「優れた企業」であれば、「何もしない」方法を取り入れることも有効です。ぜひ、このような方法も検討することをオススメします。

良い投資を!

ーマーク・リクテンフェルド


いかがでしたか?
少しでもこのアメリカの強い株が「いいな」と思ったら1株からでもいいので買ってみてください。(アメリカの株は日本と違って1株から買うことができます。)

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Marc Lichtenfeld(マーク・リクテンフェルド)

Oxford Club チーフ・インカム・ストラテジスト。ウォール・ストリートを含め25年の経験のある配当投資の専門家。「Get Rich with Dividends(邦題:日本人の知らない秘密の収入源 年100回配当投資術)」著者。2013年に配当投資の専門誌Oxfordインカム・レターを創刊し、世界中に読者を持ち有料購読者は8万人を超える。FOX、CNBC、Forbesなどの有名メディアはもちろん、BloombergやBarrons、The Wall Street Journalといった権威ある金融専門メディアにも多数出演。 マークの記事一覧 ≫

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