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新型コロナウイルスで下落する米国株。チャンスを持つ企業はどこか

所要時間: 4分.

この記事のポイント

  1. 新型コロナウイルスの懸念拡大により、米国株が大幅に下落

  2. 一時的な下落は、株式を購入するチャンスである可能性も

  3. 治療薬やワクチンを開発する企業も注目

    ・Abbvie(NYSE:ABBV)
    ・Novavax(Nasdaq:NVAX)
    ・Gilead Sciences(Nasdaq:GILD)
    ・BioCryst Pharmaceuticals(Nasdaq:BCRX)


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米国株大幅下落…先週月曜日、米国株がコロナウイルスの懸念拡大で、続落からスタートしました。現地2月3日時点、終値ベースでは高値から「約2.4%の下落」です。日本株は、もっと下落しています。

このような状況になると、「今が買いだ!」と考える投資家がいる一方で、「リスクを回避しなければ…」と不安を抱く投資家がいます。果たして、私たち投資家は、このようなとき、どちらのスタンスで株式市場に挑むのが良いのでしょうか?

そこで、そのコロナウイルスと米国株式市場に関する情報が、マーク氏のアナリストチームがから届きましたので、そちらの情報をお届けします。果たして、今は「買い」なのか?それとも、「リスク回避」をすべきときなのでしょうか?

ーOxford Club Japan 編集部




米国株大幅下落…先週月曜日、米国株が突如、大幅に下落しました。その大きな理由は「コロナウイルス」によって、世界経済を混乱させる可能性があり、その懸念が高まっているからです。突発的に発症した、このウイルスによって、死者数は中国で80人に達し、これまで地元当局によって、2,800以上の症例が確認されています。



投資家を騒がせるコロナウイルス


しかも、これを書いている時点で、コロナウイルスの5つの症状が米国で確認されています。フランス、オーストラリア、カナダ、韓国、タイなど、他のいくつかの国では少なくとも1つの症例が確認されています。中国当局は、このウイルスの拡大を抑えるために、出国を制限し、中国の習近平国家主席は、コロナウイルスの「拡散の加速」により「深刻な状況」に直面していると警告しました。事態は本当に深刻です。

そして、同時にこのコロナウイルスの拡大は、世界の投資家たちを騒がせました。今や、中国経済は、世界で2番目なのでその影響は計り知れないでしょう。2003年にはSARSの発生により、世界経済が打撃を受けました。

今は、そのときよりも中国経済の世界的影響は大きいので、そのときよりも悪化する可能性があるでしょう。しかも、今回より困るのは、武漢のある湖北省は、グローバルな商業の重要なハブであることです。



影響は想像以上に大きい…


だから、その影響は思った以上に大きいかもしれません。ブルームバーグによると、PepsiCo(Nasdaq:PEP)、Honda Motor Company(NYSE:HMC)、ドイツのSiemens(OTC:SIEGY)など、44の米国企業と40の欧州企業がこの地域に製造施設を持っています。具体的には、すでにこのような影響が出ています。



  • ウォルトディズニーカンパニー(NYSE:DIS)…上海のテーマパーク閉鎖
  • マクドナルド(NYSE:MCD)…5つの都市の拠点を閉鎖。他地域の従業員の健康状態を確認中。
  • スターバックス(ナスダック:SBUX)…いくつかの店舗を閉鎖
  • ウィンリゾーツ(ナスダック:WYNN)…マカオのカジノで熱狂者をスクリーニングし、地元の従業員が保護マスクを着用
  • ユナイテッド航空(ナスダック:UAL)…「顧客と従業員が安全に旅行できるようにするために必要なすべての措置を講じるようにCDCと緊密に調整している」とCEOのオスカー・ムニョスが発表(1月22日)
  • フランスのレミーコアントロー(OTC:REMYYは)…2020年の収益ガイダンスを延期


「市場は不確実性を嫌っている」と言うのは、理由の決まり文句です。世界経済が密接に動いている現代では、コロナウイルスのような予測不可能なものは、確かに「懸念の材料」でしょう。



株式市場への影響は?


ただし、世界の保険当局はコロナウイルスを、早く抑制できる可能性も否めません。近年の状況から判断すると、この流行は経済や、株式市場への影響は、あくまでも一時的なものであり、長期にわたらない可能性があります。

例えば、2014年のエボラ出血熱の発生時は、3か月で株式市場の指数は11.8%低下しました。しかし、その世界的恐怖の中でさえ、指数は急激に回復し、6か月後には大幅下落前よりもわずか2%まで回復しました。

だから、コロナウイルスの恐怖は、株式市場を急落に追い込む引き金になる可能性はあります。ですが、それは一時的なものであり、むしろそのときは、株式を購入するチャンスである可能性もあるでしょう。

さらに、コロナウイルスの解毒剤を開発したり、症状の和らげる薬を開発することができる企業は、ここでチャンスをつかむ可能性があるでしょう。

例えば、アブビー(NYSE:ABBV)は、中国の潜在的治療としてのHIV薬Aluviaをテストしています。Novavax(Nasdaq:NVAX)は先週、ワクチンに取り組んでいると発表した後急増しました。他にも、Gilead Sciences(Nasdaq:GILD)やBioCryst Pharmaceuticals(Nasdaq:BCRX)などが株式市場が注目されています。

これらの企業の迅速な対応は、医療専門家と市場の両方がコロナウイルスの発生に伴う課題に対処できることを示しています。これにより、一時的な打撃は受けるものの、経済はより強く回復するのではないでしょうか。

良い投資を!

アーロン


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