米国配当株投資

安全性の高い配当株:エンタープライズ・プロダクツ・パートナーズに注目

所要時間: 3分.

この記事のポイント

  1. MLPとは、共同投資事業形態のひとつ。米国の証券取引所で通常の株式と同じように売買される。

    MLPは、マスター・リミテッド・パートナーシップの略。

  2. エンタープライズ・プロダクツ・パートナーズは、Oxford Clubが考える、最も安全な配当株のうちの一つ

  3. 配当の安全性評価は、「A」ランク


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MLPという言葉に聞き覚えはありますか?

これは、マスター・リミテッド・パートナーシップの略で、共同投資事業形態のひとつです。米国の証券取引所で通常の株式と同じように売買されています。 

MLPには特徴があり、総売上の90%以上をエネルギーや天然資源に関連する事業、金利、配当、不動産賃貸料等から得ています。そして、MLPは、インカムゲインとしての分配金の利回りが高いので投資家に好まれています。 

*SafetyNet Proでは現在、10のMLPの分配の安全性を評価しています。

*SafetyNet Proとは?SafetyNet Proは、高精度で減配を予測できる、私たちの使用する画期的なツールです。これにより約1,000銘柄の配当の安全性を判断することが出来ます。安全性は、A ~ Fの順番で評価されます。 

この10社のうち、分配の安全性で「A」と評価されているのは2社だけです。

今日は、私が最も安全だと考えている会社を取り上げます。

エンタープライズ・プロダクツ・パートナーズ(NYSE:EPD)は、1968年に天然液体ガスの卸売業者として創業しました。今日では、50,000マイルのパイプライン、2億6,000万バレルの貯蔵能力、22の天然ガス処理工場を有しています。

エンタープライズ・プロダクツ・パートナーズのキャッシュフローの指標である分配可能キャッシュ(CAD)は、過去3年間、毎年上昇してきました。しかし、今年は同社のCADが低下すると予想されています。

しかし、CADの低下が予想されながらも、同社は分配金を容易に賄えます(MLPは配当金ではなく、分配金を支払います)。

同社が、ウォール街のアナリストが想定している60億ドルのCADを達成した場合、その総額の約65%の分配金を投資家に支払うことになるでしょう。

昨年、同社が分配金として支払ったのはCADの58%に過ぎませんでした。

どちらの数字も私には納得のいく数字です。もしCADが大幅に低下したとしても、同社は分配金の支払いに十分なキャッシュを生み出すと見込んでいます。

グラフ:エンタープライズ・プロダクツ・パートナーズのCADと分配金

エンタープライズ・プロダクツ・パートナーズは、四半期ごとに0.445ドル、年間にすると1.78ドルを投資家に支払っています。これは利回り8.8%(6月3日時点)に相当する額です。同社は1998年に分配金を支払い始めて以来、毎年分配金を引き上げてきました。

22年に渡って毎年の分配金を増加させてきた実績と、配当性向が満足いくものであることを鑑みれば、今年予想されるCADの低下は許容され易いでしょう。特に、まだ分配金を賄うことが出来ているためです。

多くのMLPの分配金は、万一状況がさらに悪化した場合には、処分の対象となるか、検討されることになります。しかし、エンタープライズ・プロダクツ・パートナーズの分配金は当分の間は安全でしょう。
 配当金の安全性評価:A

 良い投資を。 

マーク


いかがでしたか?
少しでもこのアメリカの強い株が「いいな」と思ったら1株からでもいいので買ってみてください。(アメリカの株は日本と違って1株から買うことができます。)

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