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この暴落…そろそろ底打ちか?経験豊富な投資家が持つ優位性とは

  1. 過去数週間の下落がクレイジーだったか?

  2. 最悪の暴落が、そろそろ底打ちに近づいている理由

  3. なぜ、4月から株価が回復する可能性があると言えるのか?


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今の株式市場は、あなたも私も投資家として乗り越えなければならないカベでしょう。そして、これを乗り越えるカギは、このような最悪とも言える状況のときほど、落ち着いて合理的に考えることでしょう。

この暴落は、プロ投資家も経験がない?


私は投資家として、2000年から2003年のITバブルの崩壊と、2008年の世界金融危機という悪い状況を経験していてラッキーだったと思います。特に、この種の悪材料が蔓延する環境では、経験が重要なので、心からそう思います。

なぜ、そのようなことを言うのでしょうか?実は、世界金融危機を例に挙げると、これは10年前以上のことです。ということは、投資家や、トレーダー、そして…ファンドマネジャーの中にも、この種の悪材料の環境を経験したことがない人もいます。プロなのになぜ?と思っても、30~35歳の人であれば、そうなってしまいます。

だから、このようなとき、経験豊かなことは、投資家に優位性を与えてくれます。このような悪環境で、どのように行動するかのトレーニングは、なかなかできるものではありません。イメージでは実現できず、やはり実体験しかできないと言えるでしょう。

さて、そのような中、私たちは経験豊かなので、冷静にこの株式市場を見ることができます。冷静に見ると分かるのは、私たちは歴史的に見て、非常に珍しい環境にいます。なぜなら、1週間も経たないうちに、S&P 500の歴史上、1日あたり最大の割合で、3回経験しました。

これほど、大きな下落は、歴史的にそれほどありません。ですが、今回の暴落は、その歴史的な中に、3度も含まれているのです。この表を見ると、どれほど状況が特別か実感いただけるでしょう。

同時に、今の出来事は、1987年のブラックマンデーや世界的な金融危機のときしか、比較できないほどの大きさだということが分かります。つまり、それだけ珍しいのが、今の状況なのです。

投資家の恐怖の感情は、まだ続く?


そこで、今の状況を恐怖指数と言われ「投資家の恐怖の感情の度合い」を表す「VIX指数」を見てみましょう。これは、投資家たちが、株式市場の動きに対して、どれくらい悲観的になっているかを示す指数とも考えられます。指数が高いときは、恐怖の感情を抱いた投資家が多いことを示し、低いときは楽観的もしくは落ち着いた投資家が多いことを示します。では、今、投資家たちはどのように動いているのでしょうか?

VIX指数を見る限り、今はこれまで見たことがないほどのレベルに到達しています。リーマン・ショックのときを超えてしまっています。ただし、だからといって焦ることはありません。これは一時的なものであって、そのまま継続することはなく、落ち着きを取り戻しています。

このように、投資家は状況の重さを、その瞬間だけ突発的に認識し、感情が上がってしまう傾向があります。ですが、そのあとはその認識がおかしいことに気が付き、落ち着きを取り戻す傾向があります。だからこの状況は永遠に続くことはなく、時間の経過とともに落ち着くのが株式市場なのでしょう。ただし、今の状況が落ち着くには、もう少し時間が掛かりそうです。そこには、多少忍耐が必要かもしれません。

底打ちのシグナルが出た?


そうは言っても、そろそろ底打ちし、株式市場が回復しそうな兆しもあります。とはいえ、注意しなければならないのは、明日すぐに回復するということではありません。なぜなら、実態経済への打撃があるので、実態経済に引っ張られ、下降する可能性も否めないからです。

例えば、世界的な金融危機の間、VIX指数は2008年10月にピークに達しましたが、市場は2009年3月の5か月後まで底を打ちませんでした。(この5か月は、私の生涯で株を買うのに最適な時期でした。 )

しかし、今回は底が来るのをそれほど長く待つ必要がないと、私は楽観的です。手がかりを求めて中国に目を向けると、新しいコロナウイルスの症例数が減少し始めたとき、中国の株式市場は上昇したことがわかります。

中国の株式市場は、新たに報告されたコロナウイルスの件数がピークに達したのとほぼ同じ日に底を打ちました。まさに、これが米国の市場が探している重要なシグナルだと思います。このシグナルを見る限り、私は世界的な金融危機のように回復に長期間掛かるとは考えていません。

中国の状況をみると、早ければ4月には安定しそうにも見えます。私たちには、経験の豊かさがあります。そして、このような冷静な情報があります。だから、今の混乱の株式市場に振り回されることなく、落ち着いて過ごしましょう。

良い投資を!

ジョディ


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