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資産と現金どちらを増やしたい?それぞれに適した株式を紹介

所要時間: 4分.

この記事のポイント

  1. 資産価値が増大する株式

    ・成長株
    ・S&P500などの米国株指数
    ・ACWIなどの全世界株式指数

  2. キャッシュ・フロー(現金)が増大する株式

    ・高配当株
    ・ハイイールド債(別名:ジャンク債。利回りが高く信用格付が低い債券のこと)
    ・優先株式

  3. 資産価値増大とキャッシュ・フロー増大、どちらの方向を目指すかで選ぶべき株式が変わる


日本株のインデックスであるTOPIXと、米国株のインデックスであるS&P500を比べた場合、大きな差があります。その差は「指数の伸び」です。両者では、やはりS&P500のほうが上昇傾向にあり、投資対象としては魅力的です。

S&P500は、バランスに優れた投資とも表現できるでしょう。では、いったいどのような観点から優れていると言えるのでしょうか?そこで、今回は米国株インデックス投資の優れた点をお伝えしましょう。



資産と現金どちらの増大を目指す?


米国株インデックス投資の優れた点をお話する前に、前提の話として意識しておきたいことがあります。それは、「資産価値の増大」と「キャッシュ・フロー(現金)の増大」のどちらを目指すのかということです。

まず、「資産価値の増大」として考えやすい「不動産」を見てみましょう。例えば、東京5区の物件は非常に価値がありますが、利回りは低いです。こういった物件を買うと、キャッシュ・フロー(現金)を生み出すことはありません。ただし、ローンを払い終わったとき、最高の立地の土地が手に入ることになります。つまり、「資産」が手に入るということです。これは「資産の増大」でしょう。

一方、キャッシュ・フロー(現金)の増大をめざすならば、やや離れた場所、あるいは地方物件を狙うのが良いでしょう。土地の資産価値はそれほどでもなくとも、入居付けさえ上手くいけば、利回りは都心よりも大きくなることが期待できるでしょう。まさに、こちらは「キャッシュ・フロー(現金)の増大」です。

あくまでも例ですが、「資産価値の増大」と「キャッシュ・フロー(現金)の増大」の考え方としては、おおよそこのようなところでしょう。では、株式であれば、どうなるのでしょうか?



資産が増大する株式とは?


実は、株式も同じです。「資産価値の増大」と「キャッシュ・フロー(現金)の増大」のどちらを目指すかを考える必要があります。先ほどの不動産の例と同じように、どちらを目指すかで取るべき選択肢が変わります。ですので、株式や不動産だけでなく、投資では以下の2つに方向性が集約されるということでしょう。

  • 資産価値の増大するものに投資をする
  • キャッシュ・フローを生み出すものに投資をする

例えば「資産価値が増大」する株式と言えば、以下のようなものがあります。

  • 成長株
  • S&P500などの米国株指数
  • ACWIなどの全世界株式指数

上から順番に、資産価値の増大のスピードが速い傾向があります。成長株は、当たれば非常に大きく成長します。ただし、同時にボラティリティが高いので、上にも下にも動きやすい傾向があるでしょう。それをふまえると、中間の「S&P500などの米国株指数」は、バランスが良い選択肢になることが期待できるでしょう。



現金が増大する株式とは?


キャッシュ・フロー(現金)が増大する株式と言えば、以下のようなものがあります。

  • 高配当株
  • ハイイールド債(利回りが高く信用格付が低い債券のこと。ジャンク債とも呼ばれる。)
  • 優先株式

高配当株は、株価の変動はありますが、基本的には株価上昇よりも安定した配当収入を主眼とするものです。同様に、ハイイールド債や優先株式もインカムゲイン(株式や債券などの資産を保有中に得られる収益のこと)を狙ったものです。ですので、元本の成長の優先順位は後回しになります。つまり、これは資産価値としての元本成長を犠牲にして、高利回りのインカムゲインを安定配当することを目指しているともいえるでしょう。

※インカムゲイン⇔キャピタルゲイン…保有する資産を売却することで得られる収益のこと

一般的には株式の場合、高配当投資というのは、トータルのリターンとしては小さくなります。資産の成長が小さいからです。しかし、いつの時代も利回り、キャッシュ・フロー(現金)を追求した株式投資は人気があります。 このように目指す方向性がどちらかによって、選択肢は変化します。そういった意味では、あなたがどちらの方向を目指すかを定めると良いでしょう。それにより、どのようなインデックス投資が良いか分かるのではないでしょうか。


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