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2020年米国株は買いか?

去年の「上昇期のチャンスを逃さず利益を上げること」をあなたはできましたか?と聞かれたら、どのような反応をするでしょうか。投資の世界では、これができるか?それとも、できないか?が重要なことと言われています。

特に、私たち投資家にとって一番重要な局面は「2018年末」のような市場で、信念を持って投資することができたかが、この2010年代の投資の結果を大きく左右したでしょう。

この2010年代の表現は一般的ではないかもしれませんが、米国株投資は長期投資を前提とした投資スタイルの方が有効なので、私たちは10年などのスパンで見ています。

ITバブル、金融危機、ライブドアショック、リーマンショックを経た2000年代に比較すると、去年までの2010年代は極めて投資に恵まれた時代でした。2000年代までは、株式でセミリタイア、あるいは億単位で利益を上げる投資家というのは、稀なことでしたが、この2010年代は違っていました。



特に去年(2019年)は投資家にとって「至福の年」


特に、2010年代最後との年である去年、2019年は良い環境で、2013年以来の株高相場となりました。ただし、不動産、債券、ゴールドなども上がっているので、全ての投資家にとって至福の時代となったことでしょう。

違う見方をすると、現金主義の方は、この恩恵を上手く受けることができなかったとも言えるでしょう。だからこそ、この2019年などの「上昇期のチャンスを逃さないこと」が、あなたの資産増大の中で重要になってくるのです。  

去年、2019年の相場では、特に秋以降にポジションを持っていた人は大きく利を得ることができたでしょう。しかし、これは「全力投資」がベストであることを意味するものではありません。いくら上昇期のチャンスを逃さずに…といっても、例えば、資金を集中投資し、リスクを取りすぎることはオススメできないでしょう。

やはり、永続的な投資活動を続けていくには、適切なポジション、適切な投資先で無理せず投資していくことが肝要です。加えて、いくら上昇期のチャンスと言えども、「いつ」投資をするのかというタイミングに加え、「何に」投資するのかというタイミングと質のバランスであると言えるでしょう。



不動産から見る、これから上昇の可能性があるセクターは?


昨今やや落ち着きを見せていますが、米国不動産投資も非常に活況でした。株式投資におけるヒントが、不動産価格の変動からも見ることができます。2010年代の米国の住宅市況は右肩上がりを続けていました。

その影響で、今では7割の米国市民が住居を持てない状況とも言われています。気が付くと、サブプライムローンで話題になった、リーマン・ショック以前よりも上昇しています。そこで、その参考として、ケースシラーの住宅価格インデックスを見てみましょう。

ケースシラーの住宅価格インデックス推移

2011年を底として、大反発しています。米国株はもちろん、米国リートなども人気でしたが、それにはこの不動産市況の活況化が非常に大きく寄与したことがわかります。

ただし、気を付けなくてはいけないのは地域による差があり、どこもかしこも強いというわけではないということです。続いて、地域別のリターンを見てみましょう。

不動産の地域別のリターン

ご覧の通り、大きなばらつきがあります強いのは、以下の市域です。  

  • ポートランド
  • シアトル
  • デンバー
  • ダラス
  • サンフランシスコ

  このような市域では、特に強く、産業構造の変革が非常に上手くいっている地域と重なります。例えば、ポートランドはIntelが強く、多くの雇用者を抱えます。サンフランシスコでは、シリコンバレーに関連する情報技術産業が非常に盛んです。若手の技術者は日本円で1000万円を超える報酬をもらっていることが「ざら」です。しかし、それでは十分な生活ができず、シェアハウスなどで生活している人もいます。

なぜなら、それほどまでに不動産の価値が上昇してしまっているからです。賃金も上昇していますが、不動産も上昇しているので、日本からみると高い報酬に見えても、そのようなことが起きているのです。特に、これは情報技術セクターが米国の産業の中心となったからだとも言われています。

これに対して全米第三の都市であり、五大湖に面するシカゴなどは歴史的な街でもありますが、市域の土地値は停滞しています。今でも交通都市としての存在感はありますが、産業面ではやや停滞していると言えるでしょう。同様に以前は製造業の街、自動車産業の街として知られたデトロイトも15年で+5%と微妙なリターンになっています。

実は、ここに米国株の投資のヒントが隠れています。この不動産の強弱を見ても分かる通り「全産業が良いわけではない」ということが分かります。これを知らないと、例えば、成長性が乏しいセクターや、企業に投資してしまい、思うようなリターンを得られないこともあるでしょう。

反対にこの情報を知っていれば、「ハイテク、金融、ヘルスケア、半導体というのは最も強いセクター」だと判断し、これを外さない投資をするでしょう。



2020年米国株は買いか?


では、株式市場は、どうだったのでしょうか?もちろん、不動産と同様に2010年代は最高の期間だったと言えるでしょう。S&P500の歴史をまとめた表をご覧ください。

S&P500の歴史

S&P500の歴史をみても、2013年以来の高い数字になっています。2017年の減税効果による相場の押し上げが良く知られていますが、それを凌ぐ結果となりました。2018年はマイナスになっていますが、その前後をみる限り、改めて米国株の強さを実感できるのではないでしょうか。

S&P500という指数に投資しているだけで、約30%のリターンがあるということは、驚異的と言って良いでしょう。ただし、それを上回るものもあります。情報技術セクターETFであるVGTや、NASDAQ100連動のQQQは、それ以上のリターンを示しています。

やや、市場に過熱感が出てきてはいるものの、サブスクリプションモデルの成功により、企業決算は依然好調です。Microsoft、Adobe、Amazonなどを始めとするIT大手のみならず、比較的小粒な企業も収益構造の変換の軸足をここにおいています。そういった意味では、T企業における収益改善はその途に就いたばかりであり、これからの拡大には注目でしょう。

つまり、米国株は、これまでの流れが途切れることなく、上昇していく可能性があるのではないでしょうか。このように、昨年までの状況を見ても、依然として米国株が好調であることは読み取れます。

これをふまえると、2020年代も投資の王道は米国株と言っても過言ではないかもしれないでしょう。ぜひ、今年も私たちから届く情報をもとに、米国株投資を進めていただければと思います。


いかがでしたか?
少しでもこのアメリカの強い株が「いいな」と思ったら1株からでもいいので買ってみてください。(アメリカの株は日本と違って1株から買うことができます。)

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