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配当金と複利運用のパワー:貯蓄を取り崩す生活ではなく、不労収入を得続ける生活

所要時間: 8分.

この記事のポイント

  1. プライベート年金などの老後資金は、貯蓄がゴールではない

    貯蓄した資産を元手に「月15万円」のインカムゲインを得ることがゴール

  2. 複利運用と配当金のパワーを同時に使うと、ローリスク・ローリターン型で保守的にみえるポートフォリオもパワフルに

    配当金を再投資することで保有株数が増加し、配当金による収入が増大

  3. 「配当収入」=「インカムゲイン」=「月15万円の収入」で生活

    急に元本が必要にならない限り、保有している株式を売却する必要もない


米国株には日本株と違った「配当金制度」があります。そして、株価は上昇基調にあります。つまり、一度投資してしまえば、安定的にあなたの貯蓄が増えることが期待できるでしょう。まさにそれは「配当金のパワー」とも言えるものでしょう。

また、その配当金に「複利運用」を加えることで、さらにその資産運用はパワフルなものになるでしょう。まさにそれが「複利運用のパワー」です。これも資産運用において見逃せない重要なものです。



利回り10~12%を目指せる米国株


例えば、日本株に投資する投資家の中には、利回り10~12%を達成し、私たちが目指す3000万円の資産価値を作り出している人もいます。しかし、実際にこれを毎年達成しているのは、ごく一握りです。ある年は達成できても、ある年は達成できないのが日本株です。

なぜなら、日本株は米国株と違い超長期的にみて上昇基調ではないからです。過去25年程度の推移をみる限り、上昇基調と下落基調、無風状態を繰り返しています。だから、その都度戦略を変えない限り、なかなか安定的に利回り10~12%を達成するのは難しいでしょう。

もちろん、これには反論もあると思います。戦略を変えれば良いのであれば、その都度株式市場の動きに合わせて変えればよいのではないかと思われるかもしれません。しかし、これを実際に行うのは至難の業です。

なぜなら、そもそもの問題として「どのタイミングで株式市場の動きが変わっているか」を把握するのは非常に難しいからです。だから、日本株は難しいのです。もし、日本株で安定的に利益を上げたいなら、非常に厳密に投資やトレードをしていく必要があるでしょう。

一方、米国株は上昇基調なので日本株と環境が違います。これまでご説明した通り、米国は株価が下がることは死を意味すると言っても過言ではありません。だから、国を上げて株価を上げにいっていると言われています。恣意的な話ではありますが、それを永遠にやり続けているのが米国と考えられるでしょう。

そして、そのおかげで私たちは、定期預金、投資信託、日本株では実現が難しい「プライベート年金などの老後資金」の貯蓄を「米国株」で狙うことができます。しかも、難しいスキルは不要で…。一度、配当銘柄に投資をしてしまえば、あとはそのまま保有し続けるだけです。たったそれだけで。



プラス「配当金のパワー」


 あなたが、これまで想像してきた「プライベート年金などの老後資金」は、どのようなものでしょうか?きっとそれは、目標額に到達したら、あとはそこから 目標額 を計画的に取り崩すことを想像していたのではないでしょうか…

金融庁の報告書でも、そう書かれているので、それが当然の話かもしれません。でも、この「配当金のパワー」を使った「プライベート年金などの老後資金」は違います。その違いは…

「元本を計画的に取り崩す必要が少ない」

ということです。米国株の配当金は、日本より回数が多く、割合も大きいです。その上、彼らには「配当金を一度出したら、止めることはできない」という事情があります。絶対に止められないというわけではありませんが、もし止めた場合、株価に対する影響は大きいでしょう。

もし、株価が暴落したら、株主だけでなく、ストックオプション制度を取り入れている経営陣に影響します。だから、彼らは株価をわざわざ下げる行為とも言える「配当金を止める選択」は、なかなかできないでしょう。

これを背景に、米国企業は「配当金を払うために借入」をすることもあるくらいです。配当金を止めて株価が大幅に下落するなら、その原資を借入れてしまったほうが得をするという考えなのでしょう。

銀行への金利と比較すれば、株式市場での信頼を失うことのほうが、マイナスの影響が大きいという判断なのかもしれません。だから、キャッシュ・フロー状態が少々厳しい状態でも、市場でのマイナス評価と金利を天秤にかけ、金利を取り配当金の原資を借入れてでもつくることをしてしまうのが米国株なのです。

まさに、この彼らの状況を逆手に取ったのが、この「配当金」を活用した投資戦略です。重要なことなので、もう一度言います。米国株の配当金は、日本より回数が多く、割合も大きいです。さらに、株価は上昇基調にあるので、長期的に保有を続ければ、株価が買ったときよりも大きく下がることは想像しにくいでしょう。



配当金=インカムゲイン


そして、何よりも重要なのが、この配当金は「インカムゲイン(利息や配当などの資産を保有することによって得られる収益)」であることです。もちろん、株式を保有するのでキャピタルゲイン(株や債券、不動産などの資産価値上昇による利益)」も狙えるのですが、この配当金のパワーを使えば、「インカムゲイン」で「月15万円」の不労収入を得ることも狙えます

しかも、これはキャピタルゲインと違って、売買で得る利益ではないので、安定的な収入になるでしょう。保有する株式が配当金を止めない限り、インカムゲインを得ることができます。つまり、あなたは 「プライベート年金などの老後資金」を貯蓄するだけでなく、その資金=資産から「月15万円に相当するインカムゲイン」を得ることが狙えます。だから、もちろん元本を取り崩すことは、ほとんどないでしょう。

むしろ、その元本は、取り崩さずに保有しておいたほうが、配当金は増えます。そして、それはインカムゲインの安定につながります。それをふまえると、取り崩してしまうのは、インカムゲインを自ら減らすことになるので、選択肢としては考えにくいでしょう。

まさに、これが配当金パワーです。配当金は「インカムゲイン」なので、安定的な不労収入を狙えます。一般的な 「プライベート年金などの老後資金」 は貯蓄したら、そこがゴールです。

ですが、私たちの考える「プライベート年金などの老後資金」 は、貯蓄がゴールではありません。さらにその先である、これまで貯蓄した資産を元手に「月15万円」のインカムゲインを得ることがゴールです。この点は、全く違う点でしょう。また、資産を元手にインカムゲインを得て、それで生活することを目指すので、貯蓄が減る怖さもありません。そんな上手い話あるの?と思うかもしれませんが、米国株の配当金の環境を考えると、十分に有効な方法だと私たちは考えています。

それともう一つ…忘れてはならないことがあります…



複利運用のパワー


これも重要です。もう一つ忘れてはならないのが、この「複利運用のパワー」です。ここでの「複利運用」とは、配当金などで得た収益で、同じ銘柄をさらに買い付けていくことを意味します。具体的に言うと、10ドルの株を1,000株購入し、配当利回りが4%だったとしましょう。すると、1年後に400ドル(10,000ドルの4%)が配当金として入ります。

そして、その400ドルを同銘柄に再投資したとすると、40株が加算され、合計1,040株の保有株数に増加します。そして、今度は1年後に416ドル(10,400ドルの4%)が配当金として入ります。そして、以下のように配当金を再投資することを繰り返すことで、保有株数が増加し、配当金による収入が増大するでしょう。



もし、この複利運用のパワーを使わずに再投資を行わず単利で運用すると、このような大きな差が出ます。



このように、複利運用のパワーと配当金のパワーを同時に使うと、ローリスク・ローリターン型で保守的にみえるポートフォリオも、年月が経過するにつれてパワフルな運用になるのです。

ですが、この原資は配当金なので、手堅い運用であることは魅力的でしょう。追加投資などせずに、このようなことが実現する可能性があるでしょう。だから、もしこの配当利回りが、私たちの目標である10%になれば、このようなことも起こりうるでしょう。


【配当金(利回り10%)を再投資し複利運用した場合の推移】


このように配当利回りが10%であれば、5年後には1464株を保有…10年後には2358株を保有することになります。初年度は1000株だったのが、2倍以上に保有株数が増加します。



同時に、資産価値も配当利回りの違いで、下のグラフのように年月が経過すればするほど、大きく変わります。しかも、追加資金一切なしで…配当金を再投資するだけで、このようになるのです。

だから、配当利回りの大きさも重要な部分でしょう。まさにこれが、「配当のパワー」と「複利運用のパワー」を活用した運用の中身です。そして、実はもう一つ非常に重要なことがあります。それが…



元本を計画的に取り崩す必要が少ない


「元本を計画的に取り崩す必要がない」ということは、改めて特筆すべき重要なことでしょう。私たちは配当金が大きい銘柄へ投資をしたら、そのまま保有を続けます。また、複利運用で保有株数を増やし続けてきました。そして、いよいよ、あなたが定年退職をして、じぶん年金を使う場面がきたとします。あなたには、いったいどのような生活が待っているでしょうか…?

それは、これまで複利運用で増やしてきた株式から得られる【「配当収入」=「インカムゲイン」=「月15万円の収入」】で生活することです。急に元本が必要にならない限り、保有している株式を売却する必要はないでしょう。

むしろ、保有株数が多いほど、配当金は多くなるので、売却する選択はほとんどないでしょう。だから、あなたはこれまで増やした株式から自動的に支払われる配当収入で生活すれば良いのです。しかも、たったそれだけで、これまでの年収に近い配当金を得る可能性もあるでしょう。

もし、そのような配当収入があれば、元本である保有株式を崩すことはありません。むしろ、その株式は、あなたの人生を豊かにする資金源を、不労にも関わらず、どんどん送り込んでくれる素晴らしい原資になるでしょう。だから、その後も保有を続け、元本を取り崩すことなく豊かな生活を送ることができるでしょう。



計画的に取り崩す生活の恐怖・・・


一方、一般的なプライベート年金や老後資金と言われるものは、一度貯めたら、そこがゴールです。定年退職後は、その貯蓄を計画的に取り崩す生活に突入します。だから、マネー雑誌や金融庁の報告書には「60~65歳」までを「資産づくり期間」とし、それ以降を「取り崩し期間」や「計画的切り崩し期間」などと表現しています。

つまり、日々「お金をなるべく使わないようにする生活」がこれから待っているということでしょう。最初は年金も入り、このまとまったの貯蓄があるので生活が楽しめるでしょう。ですが、その貯蓄が2000万円…1000万円…500万円…と減っていくことを考えると、この不安は大きなものでしょう。



配当金&複利運用で得られるもの


ですが、私たちは、もう一方のように、 「人生を謳歌する生活」がこれから待っています。配当金のパワーと複利運用のパワーを活用することで、定年退職してからも働かずに得られる「不労収入」が入ってきます。しかも、これまで貯蓄した元本を取り崩すことなく…。だから、 元本は減ることがなく、その不労収入だけで豊かな生活が待っています。しかも、そこに年金が加わります。だから、よほどの大きな買い物をしない限り、貯蓄が加速度的に減り、その恐怖に追われるような生活を送ることはないでしょう。

 そうです、これが一般的なプライベート年金や老後資金と、私たちのじぶん年金との大きな違いなのです。この違いは、これからのあなたの人生を大きく左右するでしょう。そして、賢明なあなたであれば、日本株ではなく米国株へ投資し「配当金のパワー」と「複利運用のパワー」を活用することで、 プライベート年金や老後資金 を貯蓄するだけでなく、その資金を元手に「月15万円」などのインカムゲインを狙えるでしょう。


いかがでしたか?
少しでもこのアメリカの強い株が「いいな」と思ったら1株からでもいいので買ってみてください。(アメリカの株は日本と違って1株から買うことができます。)

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