米国配当株投資

インサイダー情報を手に入れろ!株取引の情報戦を制する、米国高配当株ハック

所要時間: 4分.

この記事のポイント

  1. 企業の内部情報を知る人の動きを見る

  2. 株価が上昇する見込みを察知できる

  3. インサイダーによる大量の「買い」がシグナル


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マークがとうとう、違法なことに手を染め始めたぞ・・・。いえいえ、誤解しないでください。私は決して法を犯しませんし、あなたにも法を犯して欲しいわけではありません。

私が提案するのは、賢い投資家の合法的な手法です。賢い投資家は、企業の内部情報を知る者の動きから、どの株を買えば良いのか判断できるのです。もちろん、このメールマガジンの読者であるあなたも同じようにできます。

それを行うには、ちょっとした株取引のルールを知っていて、注視するポイントを理解していれば誰でもできます。

そしてこれは、市場全体が上り調子の時でも、今のように市場が落ち込んでいる時でも活用できる方法なのです。

そんな、誰でもできるのに実際にやっている人は多くない、裏技のような方法が本当にあるんです。今日は、賢い投資家の裏技をあなたにお伝えしましょう。そして、その裏技を私が使って見つけた3つの銘柄もお伝えします。でもその前に、違いを知って頂くためにも、まずはズルイ投資家の話からさせてください。

月末に、新型コロナウイルスが爆発的に広がり、アメリカ中が閉鎖的になっていた時、政府への支持は落ち込んでいました(今に始まったことではありませんが。)

そして、新型コロナウイルスがどれくらい悪影響を及ぼすか概要を聞いた多数の上院・下院議員が株を売ったという情報が流れました。

ノースカロライナ州のリチャード・バー上院議員は、「パンデミックに対してアメリカはこれまで類を見ない規模での準備ができている」とフォックスニュースに意見書を書いた直後に、自身が保有する33名柄の株(62万8千ドル〜170万ドル分)を売却しました。

上院諜報活動特別委員会の委員長を務め、「健康危機管理の法令(通称:PAHPA、原題: Pandemic and All-Hazards Preparedness Act)」の著者であるバー上院議員は、アメリカがそのような万全の準備ができていないことを知っていたのは明らかです。もしそのような準備ができていたと本当に思っているのなら、自身の保有する株を売らないはずですから。

もしあなたも私と同じなら、バー上院議員のような、私服を肥やす為・保身の為に自身の特権的な情報へのアクセス方法を利用する人に対して憤りを感じるでしょう。(これはズルイ投資家のやり方ですね。)

しかし、もしバー上院議員が新型コロナウイルスの概要を知った直後に株を売却したとあなたがすぐに気づいたとしたら?彼の後に続くのではないでしょうか?
表の顔と裏の顔を持つ政治家に対して、その手は通用しないのですが、あなたは企業のCEO(最高責任者)やCFO(最高財務責任者)、またはその他の企業の内部情報を持つ者(インサイダー)の動きに続くことは至って簡単にできるのです。これが賢い投資家のやり方です。


企業の役員や取締役が自社株を売買する際は、その売買が行われた後2日以内に証券取引委員へ書類報告することが義務付けられています。

ここで重要なのは、株を売る理由はいくつもあるということです。会社の経営難や至って個人的な理由、例えば、息子の大学の学費を払うとか、自身の受け取る報酬に対する株の内訳が大きくなっているからバランスを取るためなど、様々な理由が考えられます。

しかし、インサイダーが株を買う理由については、一点のみです。それは、株価が上昇する見込みがあるから。

インサイダーの中には、そんなことは関係なしに定期的に自社株を買っているケースもあるでしょう。毎週、毎月、毎四半期に決まった額の株を売買する人達もいます。

ですので、特に注視する必要があるのは、1つの企業から複数人が市場から株を買っている時です。こんな時は、企業やその従業員が自信を持てる・期待のできる何かがある時です。

配当企業へのインサイダー買い


私のことを知っているあなたはもうお判りでしょうが、私は高配当株を長期にわたって持つことにしています。

ですので、私はパンデミックが起こってからインサイダーによる買いが大量に入った高配当企業はどこか、今後暴落からの反発の兆しを見つけるために探しました。この3つがその銘柄です。

・Exxon Mobil (NYSE: XOM) 原油価格は、過去18年間で最も安い水準まで価格を下げています。この企業の2人の副社長は、それぞれ100万ドル、110万ドル近い額を費やし8.6%の配当利回りのある自社株を購入しています。

・Kar Auction Services (NYSE: KAR)この企業のCEOとCFOは、それぞれ100万ドル、90万ドル分の自社株を購入しています。利回りは5.8%です。

・Prosperity Bancshares (NYSE: PB) テキサス州ヒューストンにあるこの銀行の利回りは3.8%です。新型コロナウイルスと低金利の影響が考えられるにも関わらず、この銀行の副会長は130万ドルもの自社株を購入し、専務取締役とCEOは65万ドル分の自社株を購入しています。

これらの役員や重役たちは、自社が今後も繁栄し株価がいずれは上昇することに自信を持っています。新型コロナウイルスの影響を受け、市場全体が落ち込んでいるこんな状況下でも、どんな株を買えばいいのかリサーチを始める際には、こういった情報からみていくのが良いですね。

良い投資を!

マーク・リクテンフェルド


いかがでしたか?
少しでもこのアメリカの強い株が「いいな」と思ったら1株からでもいいので買ってみてください。(アメリカの株は日本と違って1株から買うことができます。)

ちなみに…このブログで紹介している株はもちろんいいのですが、それよりもたくさんの配当を出す企業ばかりを集めて、毎月レポートしてくれて…「買い」「売り」の具体的なアクションをあなたへお届けする、「Oxford インカム・レター」はこちらからお試しすることができます。

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Marc Lichtenfeld(マーク・リクテンフェルド)

Oxford Club チーフ・インカム・ストラテジスト。ウォール・ストリートを含め25年の経験のある配当投資の専門家。「Get Rich with Dividends(邦題:日本人の知らない秘密の収入源 年100回配当投資術)」著者。2013年に配当投資の専門誌Oxfordインカム・レターを創刊し、世界中に読者を持ち有料購読者は8万人を超える。FOX、CNBC、Forbesなどの有名メディアはもちろん、BloombergやBarrons、The Wall Street Journalといった権威ある金融専門メディアにも多数出演。 マークの記事一覧 ≫

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