米国配当株投資

プロクター&ギャンブルは安全ですか?利益を狙う投資家の味方か

所要時間: 3分.

この記事のポイント:

  1. 乱高下する市場で「損失を出してしまう投資家」ではなく、「利益を狙える投資家」になる

  2. スーパーマーケットに狙いを定め、プロクター&ギャンブル(NYSE:PG)に注目

  3. フリー・キャッシュ・フローが上昇傾向にある同社は、配当の安全性評価「A」


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米国株式市場の株価の乱高下が続いています。だんだんと、これが当たり前のようになってきて、感覚が狂ってしまう投資家もいるかもしれません。コロナウイルスの影響が依然として株式市場に、大きく出ています。

ただ、このような中でも、投げ売りしてしまう投資家がいる一方で「ここは利益を狙うチャンス」だと考え、動き出している投資家もいるのが現実でしょう。そして、結果的にこのようなときに、どのようなことが「利益を狙える投資家」と、利益を狙えず「損失を出してしまう投資家」に分かれていくのでしょうか?

「利益を狙える投資家」の注目は?


では、このようなタイミングで、もし利益を狙える投資が存在するのであれば、彼らはどのような銘柄を狙うのでしょうか?それには、日常の動きがヒントになるかもしれません。個人や企業が大幅に支出を控える中、大きく動いている支出があります。

カンの良いあなたであれば、もうお気づきでしょう。そうです…スーパーマーケットです。そして、実際に最近、スーパーマーケットにいったことがあれば、あなたはプロクター&ギャンブル(NYSE:PG)の製品を買った(そしてたぶん買いだした)可能性があるでしょう。

永久に持ち続けたい配当株とは?


実は、このプロクター&ギャンブルは、永久に持ち続けたい配当株の一つであると、私は考えています。そのプロクター&ギャンブルは、この乱高下したり下落する株式市場の中で、どのような動きをみせるのでしょうか。そして、彼らの生命線とも言える、この配当金は、コロナウイルスからマイナスの影響を受けることなく、出し続けることができるのでしょうか?

同社は、同業界の競争が厳しい中、あらゆるブランドを作り認知されています。そして、そのような競争が激しい業界にいるにも関わらず、過去数年間はフリー・キャッシュ・フローが増加しています。

このグラフのとおり、同社のフリー・キャッシュ・フローは着実に上昇傾向にあります。ちなみに、今年は、5%以上成長すると予測されています。もちろん、今のコロナウイルスは、同社の売上やキャッシュ・フローに影響はあるでしょう。特に、人々がトイレットペーパーや、その他の必需品を買いだめしている動きがあるので、短期的にはキャッシュ・フローが増加する可能性あるでしょう。

ただし、その反面、事態が落ち着いたら、米国人は家にあるトイレットペーパーを消費するのには、それなりの時間がかかるでしょう。そうなると、今は良いかもしれませんが、少し先の時期に何らかの影響が出るかもしれません。

プロクター&ギャンブルの安全性は?


同社の四半期配当は、1株当たり0.746ドルで、年間2.984ドルです。今年、同社は73億8000万ドルの配当を予定しており、彼らのフリー・キャッシュ・フローの58%を支払う予定です。ただし、同社は今、新たにキャッシュ・フローを生み出しています。

特に彼らは、年間配当の増額を60年以上続いていることを継続するために、できる限りの行動をする可能性が高いでしょう。それを考えると、同社の配当は、安全だとも考えることができるのではないでしょうか?そういった意味では、このような不安な株式市場が続くときは、同社のような配当株を保有しておきたいものです。

よって、私はプロクター&ギャンブルの配当の安全性評価を「A」とします。

配当の安全性評価:A

これまで「A」と評価することは、ほとんどありませんでした。そういった意味でも、プロクター&ギャンブルは貴重です。また、このよな株式市場では、ムリに利益を狙うのではなく、結果として、配当株に着目している投資家のほうが、着実に利益を狙えることが実感できたのではないでしょうか。まさに、これが配当株のメリットでしょう。

そして、このような株式市場でも「利益を狙える投資家」と、利益を狙えず「損失を出してしまう投資家」に分かれてしまう理由を実感いただけたでしょう。ぜひ、こちらの情報を参考に、周囲の慌てる投資家とは違った、安定した投資を心掛けていきましょう。

良い投資を!

マーク・リクテンフェルド


いかがでしたか?
少しでもこのアメリカの強い株が「いいな」と思ったら1株からでもいいので買ってみてください。(アメリカの株は日本と違って1株から買うことができます。)

ちなみに…このブログで紹介している株はもちろんいいのですが、それよりもたくさんの配当を出す企業ばかりを集めて、毎月レポートしてくれて…「買い」「売り」の具体的なアクションをあなたへお届けする、「Oxford インカム・レター」はこちらからお試しすることができます。

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Marc Lichtenfeld(マーク・リクテンフェルド)

Oxford Club チーフ・インカム・ストラテジスト。ウォール・ストリートを含め25年の経験のある配当投資の専門家。「Get Rich with Dividends(邦題:日本人の知らない秘密の収入源 年100回配当投資術)」著者。2013年に配当投資の専門誌Oxfordインカム・レターを創刊し、世界中に読者を持ち有料購読者は8万人を超える。FOX、CNBC、Forbesなどの有名メディアはもちろん、BloombergやBarrons、The Wall Street Journalといった権威ある金融専門メディアにも多数出演。 マークの記事一覧 ≫

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